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神楽坂徘徊(街で★深読み)
学生時代の友人と、亀戸ホルモンで生ビール呑みながらあれこれ語り合った、その後です。
いやいや、呑んでるばかりじゃいけません。
神楽坂《徘徊》がこの日のテーマでした。やはりジジイは徘徊しなくっちゃ ── 転ばないように、ですが。
神楽坂通りに戻り、毘沙門天こと善國寺にお参りしましょうか。文禄4年(1595年)創建の日蓮宗のお寺。
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狛犬が背中が膨らみ、顔つきもおかしい ── のは、「犬」ではなく、「虎」なんだそうです。
財宝の神「毘沙門天」は、寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に誕生し「寅毘沙」と呼ばれることから、狛犬ならぬ「狛虎」が、このお寺を守っているとのこと。
しかし、顔つきは「虎」というより、「Ninja Turtles」に似ています。背中のこぶ?が甲羅みたいだし。
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狛犬?──ではなく、虎──狛虎なんだそうです
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ちなみに狛犬は、神仏習合の結果、今では神社を守っていることが多いのですが、もともとは仏教由来です。
坂を上り、今度は赤城神社に向かいます。ここは初めて来ましたが、かなりの賑わいです。
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10年以上に渡った「赤城神社 再生プロジェクト」工事が昨年終わったんだとか。プロジェクトのデザインには神社の氏子でもある隈研吾さんが関わっておられたそうです。
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そのせいか、ここの狛犬はモダンアートのようなデザインでした。こういうのもいいね。
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私ごとではありますが、12歳の時、国語の時間に書いた創作民話「こま犬物語」が脳のどこかにいつも引っかかっていて、神社仏閣の狛犬(に類するもの)には敏感に反応してしまいます。沖縄地方のシーサーにも。
いい機会なので、作家アカウントの方に再掲しました:
赤城神社の絵馬掛所には、一般の方の絵馬の上に、映画、テレビドラマ、舞台など芸能関連企画のヒットを祈願する板(絵馬の一種?)が、ズラリ奉納されています。
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さて、赤城神社を後にして……
友人曰く、
「じゃ、《〆》はやっぱりラーメンだな」
おいおい、《〆》ってなんだよ、俺たちもうジジイだぜ、若いサラリーマンじゃあるまいし、《〆》にラーメンなんか喰ってたらイカンだろ。
ここはやっぱり……
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まあ、いいか……。