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【本棚】11月の推し本は、古本屋・本屋の本3冊

言葉をあつめて編む仕事をしています。
本のこと読書のこと、気軽に語り合えたら楽しいですね。編集人ジュンコさんの本棚から、今月は、古本屋や本屋の本を集めてみました。

11月の推し本

★『古本道場』

角田光代・岡崎武志/ポプラ社(2005)
「自分がいいと思ったもの、好きなものが絶対一番なのだ」。古本道場には、5つの心得がある。古本道を究めた師匠・岡崎氏の指令を受け弟子となった作家・角田氏が、古書店巡りをしながら古本道を究める過程がおもしろい。口絵や章扉の写真からもより臨場感が味わえ、指令を受けて一緒に古本屋街を探索している気分になってしまいます。

★『古本暮らし』


荻原魚雷/晶文社(2007)
散歩といえば古本屋巡礼。本と出会い人と出会うことをおもしろがる、本のよき案内人・荻原魚雷さんが綴るエッセイです。本の整理の基本は「イン&アウト」の法則。つまり買ったら、売るもしくは捨てるを忠実に実行しているという。「読みたくなったらまた買えばよい、そのときがほんとのにその本を読みたいときなのだ」なるほど、本との付き合い方が小気味よい。

★『すごい本屋!』

井原万見子/朝日新聞社(2008)
「本屋を求めた人たちがいて、本屋を開いた人があり、本屋が行動することで人が集まり、元気になる可能性を広げていく現場」。住民100人足らずの和歌山の山奥にある本屋「イハラハートショップ」の店長井原さんの奮闘記です。山の本屋の春夏冬、山の本屋の事件簿の2章立て。その成り立ちから、本屋の仕事や日常風景、本屋を舞台に企画した様々なイベントのこと等など。本屋の存在にこだわった店主の心意気が伝わってきます。

★お知らせ

もっか、編集室の本棚を眺めながら、絵本の読み会や読書会を計画中。
興味ある方いらしたらお声がけください。

※【201号室】ウチソト編集室 byジュンコさんの本箱

個性的な本屋が集う架空のアパート「コーポむすびうた」で毎月紹介。

@musubiuta_books

※毎月第3日曜日に開催する「小さくても書店マルシェ」にも出店中。

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