音楽の栞(2024年3月)
3月は、前半と後半で色がまったくちがった。
例によって体感はやはり長く、盛りだくさんの1ヶ月。
1月・2月につづきヘトヘトだったが、後半はそのトンネルをほぼ抜けたか、もう抜けつつあるか、それくらいにまで来た感触があった。
そんな3月を、音楽とともに振り返っておきたい。
3月のプレイリスト
シャッフルせずに聴くならこの順番かな、という並びにしてある。
以下は順不同でいくつかピックアップしておきたい。
STUTS & 松たか子 with 3exes - Presence Ⅰ (feat. KID FRESINO)
この↓記事にも書いたように、わたしの今月の代表曲はやはりこれだ。
2年半の片思いにケリをつけ、前を向いて進むための応援歌。
今月一番聴いた曲だし、大好きなラジオ番組にもリクエストをして採用されるなどした。
ドレスコーズ - 愛に気をつけてね
志磨遼平、再燃の3月。
恋だなんだ愛だなんだという時、だいたいこの曲が聞きたくなるのだけど、今回も例にもれず。
そして、志磨さんの話し声が聴きたくなって、今この↓ポッドキャストを初回から追いかけて聴いている。
志磨さんはね、楽曲も素晴らしいけれど、お話も素晴らしいのだよな。
最近は、志磨さんに教えてもらった映画や音楽をなぞって孤独をたのしんでいる。
志磨さんもそうなのだけど、一度夢中になったことのある人って、一度すこし距離を置いたとしてもやっぱり心のどこかにはずっと居て、こうして「帰ってくる」というような時期がある。
プレイリストには『愛に気をつけてね』だけを入れたけれど、この春は、こちら↓もよく聴いた。
毎年の春に聴きたい曲がまた増えた。
Jacob Collier - Djesse Vol.4(アルバム)
ジェイコブ・コリアーのこのアルバム、3/1のリリースからよく聞いてた3月。
この一枚で世界中を旅するような、多幸感と愛に満ちた、音楽と人間を堪能できるアルバム。
そして、先行配信されていて2月のプレイリストにも入れていたこちら。
これをきっかけに知った原曲の、サイモン&ガーファンクルの “Bridge Over Troubled Water” もたくさん聴いた。
メロディーも、歌声も、音色も、見せてくれる風景も、世界のとらえ方も、透き通っていてやさしくてあたたかくて、でもどこか切なくて。
何度聴いてもうつくしい曲。
星野源 - ばらばら
3月上旬、東京の街を歩きながらたくさん聴いたこちら。
なんと言っていいのか、自分と世界、自分と他人を切り離すような、そのそれぞれの境界線を確認するような、輪郭を見つけるような、そんな3月になった気がする。
源さんの楽曲もラジオもエッセイも、まじで一生の付き合いになると思う。
藤井風 - 満ちてゆく
3月のキーワードのひとつに
「足るを知る」があった。
それを教えてくれたのがこの曲。
聴けば聴くほど、聴き足りない。
わしはまだ「知る」まで至っていないとは思うけれど、それを自覚できたことは大きな収穫と信じたい。
「足るを知る」=成熟には、「足らずを知らず」=未熟も必要な気がしている、何を言ってるんだという感じだが。
そういや、“tiny desk concerts JAPAN” めちゃくちゃよかったなあ。
ano - 普変
あのちゃんが好き。
この曲、この↓オールナイトニッポン0の尾崎世界観ゲスト回を聴いてからだとよりいっそうグッとくるんだよなあ。
そんであのちゃんのアナザースカイ、めちゃくちゃよかったなあ。
彼女は希望。
希望です。
いいぞもっとやれー!いけいけー!と思うし、わしもがんばろうと思える。
踊り狂うプレイリスト
ヘトヘトだった3月上旬は、ハウスがやたらと聴きたくなってこのプレイリストをつくったのだった。
歌詞が邪魔だと感じる時、言葉にふれたくない時、リズムに揺れるので精一杯な時、休息が必要だね。
冬から春へ向かうプレイリスト
この3月に終わった恋と、その後すぐに始まった恋の移ろいを反映したプレイリスト。
冬がおわって、春が、きた。
2021年8月から2024年3月までのわたしの恋模様をつめこんだプレイリストだ。
脱皮の3月
3月は、別れや出会い、混乱と悟り、模索と覚悟、季節の移ろいがあった。
少しいい方向に軌道修正できたような感触がある。
うん。
なんか、これでよかったなと後腐れなく納得できている。
し、これを正解にしてゆくしかないのだ。
臆病な自分とはサヨナラをして、大事にしたいものをあきらめずに、新しい季節をたのしんでいこう。
3月、おつかれ!