春といえば?
家の近所に咲いている桜。犬と散歩をしているといきなり目の前に現れて思わず写真を撮った。桜といったら何本も咲き乱れてるのを想像するけど、一本だけ咲いているのも凛々しくて、けっこう好きだなと思った。
春といえば?と聞かれたら、たぶんほとんどの人が最初に桜を思い浮かべるだろう。春の象徴の桜。
春といえば桜だが、桜は春が嫌いだろうな。そんな風に思ってた。
ずっとそこにいるのに、いつもは気づかれもしないで、人が寄ってくるのは春のほんの数週間。
「いつも見向きすらしないくせにいい時ばっかり寄ってきやがって」
生粋の捻くれ者である僕が桜だったらそんなことを言ってそう。
しかも夜桜なんて言われて、夜になっても強い光で照らせる始末。
「寝かせろ」
僕が桜だったらそう言ってる。
たぶん、春好きじゃないな桜。
そんな答えを自分の中で長い間、勝手に決めつけていた。
でもこの桜を見ていたら、そんなことないかもって思った。いい時ばっかり見られるなんて、そんなの当たり前で、桜というか、花全般、咲いている時以外見られないし、人生もそんなもんだよな。一度も咲いたことがない僕が勝手に嫉妬して、勝手に桜を仲間だと思って、勝手に決めつけてた。よく考えたら一年に一度咲けるって相当すごいよね、、。僕なんて人生で一度も咲けるかわからないっていうのに。
この桜も僕に撮られること嬉しかっただろうな。そうじゃなきゃあんなに立派に写らないよ。
まあ春が大っ嫌いな桜も中にはいるだろうけど。笑
最近の目標は春が嫌いな桜を見つけること。
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