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親子あるあるシリーズ(Case②‐3)切り替えの早い母【算命学/子育て親育ちVol.6】
前回は、
” 思い通りにしないと気が済まない ”
” 臨機応変に対応することが苦手 ”
という子供について書きました。
今回は、
” 走りながら考える ”
” その場その場で対応する ”
” ひとつのことをじっとしていられない ”
お母さんについて、書いていきます。
この親子の組み合わせは、お互いにストレスが溜まりますね。
けれど、力の強弱を考えれば、お母さんの言動が、お子さんを振り回しているとも言えます。
ひとつのことをじっとしていられないといえば、お天気屋さんの天報星、気分屋の天馳星でしょうか。
これは、一つをすれば他が目に入ってきたり、その場その場で活かされる構造なので、周りから見るとコロコロ気が変わる人となるでしょう。
ただ、これも活かし方でプラスにもなり、それが良い悪いというのではありません。
また、走りながら考えるという方は、次から次へと思考が走るので、何かとペースが早いです。
これは、12支に、申子辰、丑巳酉、寅午戌、卯未亥の組み合わせのどれか2つがある人にその傾向があるでしょう。
算命学では半会という位相で、盛り上がる、広がるという意味です。
たとえば、日支と年支にこの組み合わせがあると、すぐにでも結果を求めたがるので、「食べるの?食べないの?どうするの?」とせっかちです。
また、月支と年支だと、思ったら即行動という構造なので、ウジウジとしている子供を見ると、イライラして、「じゃ、もう食べなくていいから!」となってしまいます。
子供がおっとりしている・行動が遅い・決断力がない、と思えることも、実は子供なりの速さで考えて動いて決めているのかもしれず、同じようにおっとりした母なら、そこまで思わないのかもしれません。
思考と行動のパターンや、答えを出すまでのスピードに、大きなズレがあることを知らずにいれば、ずっと同じことの繰り返しになり、特に子供は否定されるばかりとなるので、気をつけたいところです。
その構造には親子といっても違いがあるという自覚があれば、少しは自分の身勝手さに気づいたり、子供の消化されない気持ちをくみ取ってあげたりできるのではないでしょうか。
ここで取り上げた親子の組み合わせは、現実として逆のパターンだったり、もっと複雑な場合もあるでしょう。
まずは現実のお子さんの言動を冷静に見て、肯定することから始めてみてはどうでしょうか。
同時に自分の言動を省みて、ともに成長できたら。
子育て親育ち、まだまだ続きます。