【家具職人向け】買ってよかったマキタのバッテリー式電動工具トップ3
木工職人さんなら、みんな持っている電動工具。
Makita、HIKOKI、RYOBI、などなど。
皆さん好みのメーカーがあると思います。
そして、バッテリー式工具は絶対メーカーを統一しているはずです。
今回は僕が独立するにあたって買い揃えた
マキタのバッテリー式電動工具をご紹介しようと思います。
その中でも買ってよかったと思えるものの中からベスト3を選びました。
1位 トリマー
2位 掃除機
3位 ジョイントカッター
こんな感じになっております。
では、僕の揃えたバッテリー式電動工具一覧とトップ3の詳しい説明をしていきたいと思います。
マキタの14.4vを選んだ理由
僕は開業する段階で、インパクトすらもっていませんでした。
バッテリー式の電動工具なに一つ持ち合わせていなかったので、
まずはメーカーをどこにするか、何ボルトにするかとか
そういう段階からスタートしました。
それはもう、ネットで調べまくって調べまくって、
めちゃくちゃ時間かけて選びました。
将来買う電動工具の選択肢が最初で全て決まってしまいますからね。
で、調べまくった結論を言うと、
見出しの通り、マキタにしました。
14.4vです。
ただ、ボルト数に関しては、18vでもよかったなと思っています。
マキタにした理由は、トップ3に挙げたバッテリー工具が欲しかったからです。
アフターサポートがーとか、壊れた部品を買いやすいとかそう言う理由ではないです。
でも、そう言う理由で選ぶ方も多いみたいですね。
14.4vにした理由はバッテリーが18vよりも軽いからです。
僕、家具つくってるくせに、力ないんですよ。笑
バイト先の家具屋さんでも結構迷惑かけてます。
でも、アンペアによっても重量は変わるし、
バッテリーの重さを気にするくらいだったら、
それよりも腕の筋肉つけることの方が先決でしたね。
そんなものよりも遥かに重いものを持ち運ぶことが多いので。
あと、将来的には14.4vのラインナップは縮小していって、
大きいボルト数のランナップが充実していくみたいな流れらしいので、
14.4vという選択は間違いだったかなーと感じています。
去年、40v MAXシリーズが出ましたしね。
買い揃えたバッテリー式電動工具の紹介
開業してまず買い揃えた電動工具はこんな感じです。
①インパクトドライバー
②ドリルドライバー
③掃除機
④トリマー
⑤ジョイントカッター
⑥ランダムサンダー
それではトップ3のことをもう少し詳しく買いていこうと思います。
1位: トリマー
バッテリー式トリマーの素晴らしいところ。
それはズバリ、コードレスということです!笑
家具屋さんはトリマーの使用頻度高いと思います。
そして、コードがある事による不快感は気付かないうちに深く刻まれているのです。
コードから解き放たれたとき、その不快感がいかに深いものだったかを実感することができるでしょう。
パソコンのデスク周りをいかにコードレス化するか、めちゃくちゃこだわる人がいるように、
家具職人、木工職人にもコードレス化にこだわる職人が現れる日は近いと思います。
トリマーはまさに、コードレス信者になる絶好の一台になること間違いなしです。
長ものの面取りなんかするとき、このトリマーは非常に優秀です。
コードの長さや、延長コードを引っ張ってくることを考えなくていいのです。
足下に引っ掛けたり、周りに積んである木材にコードが引っかかることもないのです。
コードの呪縛から解き放たれたトリマーは、それはもう自由自在に操ることができるわけです。
次に素晴らしい点は、スピードコントロールできるという点です。
面取りなんかするとき、材を焦がしてしまうことありますよね。
トリマーの回転スピードを低速にすれば、焦げつくこともなくなります。
焦げレスの面取りができるようになるだけで結構ストレスが減ります。
そして、バッテリー式の良い点は、
ひっくり返して使える点です!
これはメーカーは絶対推奨していない方法だと思うので、
個人の責任でやってください。
コードがあるタイプのトリマーはコードが邪魔でひっくり返せないんですが、
バッテリー式の場合、バッテリーが平らなので、
ひっくり返してテーブルに固定しやすいんですよ。
それだけで超簡易テーブルトリマーの完成です。
積木とかの小さいものの面取りなんかはこれでやってます。
正直、テーブル大きくても、材が接している部分は大した面積ではないので、
わざわざテーブルトリマーにする必要もない場合は、これでやってます。
そして、最後に
このバッテリー式トリマーをさらに使いこなすには、
こちらのプランジベースの追加購入をおすすめします。
これで、電子ルーターのトリマー版ができあがりです。
しかもコードレス。
最強です。
ルーターよりも軽くて取り回しやすいですし(バッテリーの重さを含めても軽い)
コードがないからひっくり返して置いても安定するんですよ。
このひっくり返した状態で刃の出具合を調整できる点が、ルーターよりも個人的に好きです。
これがあると、ルーターを使うのは、
ビットの軸がどうしても12mmのものでないといけない。。という時のみに限りますね。
というか、日本だとなぜかこのプランジベースが別売りなんですが、
海外だと、標準装備なんですよね。
トリマーの最初の一台はこれ!
みたいなセットになってて、しかも安いんですよ。
普通にトリマー1台買う値段でセットで買えてしまうんですよね。
日本だとプランジベースだけでトリマーもう一台買えるじゃん。
これだけが納得できない。
2位: 掃除機
掃除機って、コードがあるから掃除しないんだ
という真理に気付かせてくれた、素晴らしい掃除機です。
そして、ぜっったい必須のサイクロンアタッチメント。
これであなたも、「掃除しない人」から
「気づいたら掃除できる人」になれます。
そして、気づいたら溜まったゴミも簡単に捨てられる人になれます。
というか、すぐにサイクロン内部にゴミは溜まるので、捨てざるを得ない。
それこそ、木工やっている人にとっては、サイクロンの容量は少なすぎるくらいですね。
それでも、とても使い勝手がいいので、
作業場だけでなくて、自宅の住まいの方でもかなり活躍してくれています。
階段の掃除ではかなり重宝していますね。
肝心のパワーですが、まあ、十分じゃないかと思います。
おが屑は十分に吸い取ってくれます。
鉋屑は詰まるので吸わない方がいいです。
自宅で使う場合は、
カーペットとかには力不足ですね。
ですが、フローリングとかフラットな床掃除であれば十分だと思います。
自宅では、さらにクイックルワイパー的なsomethingで拭き掃除したら完璧ですね。
3位: ジョイントカッター
こちらもコードの苦痛を解き放つ事によって幸福のビスケット三昧を味わえます。
トリマーもそうですが、
移動距離や動作が大きいものは、基本的にコードレスにするのがいいと思います。
ただし、例外もあります。
トリマーとジョイントカッターはこれから買うならコードレスが正解だと個人的に思います。
そして、ジョイントカッターに関しては、何故かネットではコードレスの方が安かったんですよね。
これが非常に不思議なんですが、僕が購入した2019年はそうでした。
ということで、懇意に取引している業者がなければ、
ジョイントカッターはネットで買うのがおすすめです。
残念だったバッテリー式工具
いいものもあれば、残念なものもあります。
それは、ランダムサンダーです。
残念な理由は充電MAXでも30分〜40分くらいしか持たないということです。。。
抵抗が大きく、長時間作業するものは
バッテリー式はおすすめできないですね。
僕がランダムサンダーのバッテリー式を購入した理由は、
コードの根本からちぎれてくる現象が将来起こることが予想されたのと、
まだきちんとした工房がないので、
(現在、自宅兼作業場の6畳の部屋で作業しています)
室内で埃を酷く撒き散らすことを避けるため、
サンディングだけ外で作業しようと考えていたためです。
しかし、買ってみたら結局、運転時間よりも充電時間の方が長いし、
サンディング中はバッテリー低下と共にパワーも低下するわで、
めちゃめちゃストレスです。
結局今年、AC機を買い直そうかと真剣に考えています。
バッテリー式を選ぶ基準
正直、しばらく使ってみないと
正解だったか失敗だったかは
人それぞれの感覚なのででわからないと思います。
ですが、
加工時の抵抗が大きいもの
運転時間が30分以上になるもの
は、やめたほうがいいなとランダムサンダーから学びました。
そして、次にバッテリー式工具で気になっているのは
ディスクグラインダー、丸ノコやジグソーですね。
これらは加工時の抵抗は大きくなると思うんですが、
連続運転時間は30分以下になるはず。
果たしてこれはバッテリー式にすべきか否か。
丸ノコに関してはAC機を既に持っているのでまあいいのですが、
ジグソーはどうかなー。。。
そして今一番欲しい工具がディスクグラインダーなんですよねー。
これをバッテリー式にするか否か。。。
もし買う事になったらまた感想を記事にしようと思います。
でも、ランダムサンダーの二の舞いにならないように、
AC機にする可能性の方が高そうです。
__2021年2月追記_____
2020年にディスクグラインダーとランダムサンダーを買いました。
両方ともACです。
ランダムサンダーは確実にACの方がいいです。
パワーが全然違います。
ディスクグラインダーに関しては、
ちょっと金属切る程度であればバッテリー式がいいかもしれません。
僕は長時間彫刻的な作業をする時もあるので
ACを買って正解でした。
ACタイプのディスクグラインダーについては↓の記事で書いています。
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今回の記事はかなりマニアックなものになりましたが、
もしマキタのバッテリー式工具の購入を
検討されている方がいらっしゃいましたら
参考になれば幸いです。