自己肯定感をあげる方法?
自己肯定感という言葉を耳にされたことのある方は多いかもしれません。
自己肯定感とは、外からの評価に関わらず、短所も含めてありのままの自分を受け入れられている感覚のことを言います。
「自分が自分のままで大丈夫」という感覚ですね。
自己肯定感が低いと、
何か上手くいかないことがあると過度に自分を責めてしまったり、
頼まれごとを断ることが苦手になったり、
新しいことにチャレンジしにくくなったりすることがあります。
自己肯定感を上げる方法は幾つかあると思います。
・自分のいいところを探す癖をつける
・1日の終わりに3つ頑張ったことをあげる
・アファーメーション(なりたい自分、こうありたい自分を言葉にして宣言する)
こういったことも自己肯定感を上げる方法のひとつです。
一方、こうした方法だけでは、
なかなか簡単にはいかない場合もあります。
そういった場合に大切になってくるのが、「自分を知る」ということです。
分析心理学の説として、
人には自分自身で意識できている心の領域と、
自分自身でも意識していない心の領域(いわゆる無意識の部分)があると言われています。
あなたが現在、「自分はこういう人間」と思っている一面とは、
また別の一面(今は無意識の部分)がある可能性がある、ということです。
自分を知るということは、
・蓋をしていた感情に気づく
・忘れたつもりだった過去に触れる
ことも起こり得るので、そのプロセスは必ずしもスムーズにいくことばかりではないとも言われています。
ただし、そうした道のりを経る中で、今までにはなかった気づきが得られることがあります。
この気づき(自分を知る)が、自己肯定感をどうしたらあげられるか、という鍵のひとつになります。
言い換えると、自己肯定感は、自分を知るプロセスの中で副産物として得られる可能性がある、ということですね。
カウンセリングも、自分を知る方法の一つです。
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参考:私の心理臨床実践と「自己肯定感」
高垣 忠一郎