女性と仕事、これからのキャリアを考える
リモートワークという難しい環境下だからこそもっと磨いていかねば、と個人的に考えているスキルについて綴ったこの記事。
「#これからの仕事術」というnoteさんの企画の準グランプリや、編集部さんのおすすめ記事に選んで頂いたことをきっかけに、たくさんの方に読んで頂いている。読んで下さった方、未熟者の私の言葉を受け止めて下さり、誠にありがとうございます。
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この記事を書いたのと時を同じくして、ある出会いがあった。
Facebook COOのシェリル・サンドバーグさんが執筆した"LEAN IN"という本をご存知だろうか?
Lean Inとは、一歩踏み出すこと・挑戦することを意味します。
全ては、2013年、Facebook COOであるシェリル・サンドバーグが”Lean In”という本を出版したことから始まりました。
彼女は、この本の中で、女性がどのようにしたら野心を忘れずに、自分がやりたいことを挑戦できるのか、キャリアを積んでいけるのかについて書いています。この本で推奨している「女性が野心を持って、挑戦することができる社会」を実現するために、シェリルは本のNext StepとしてLean In.orgを立ち上げました。女性が1人ではなく、コミュニティ・サークルを持ち、お互いが支え合うことによって、社会を変えていくことができると考えたからです。
人数構成比も、職種も、昇進昇格のチャンスも含めて、性別で扱いが変わることのない(と現段階では思っている)会社でしか勤めたことのない私は、幸いなことに今時点で特筆すべきジェンダー問題を抱えていない。少なくとも私の経験した範囲では完全実力主義的な会社であり、むしろ女性が働きやすい会社と評判で、気に入っている。
そういった環境に恵まれたからか、昔から「女性の社会進出」は自分とは距離のあるテーマだと思ってしまったり、どこか抵抗感すら感じてしまい、避けてきた節がある。
が、シェリル氏が語る実体験を読んでいくと、「確かに、私もそうだった」と過去の自分と重ねずにはいられない文章がいくつもあり、自分が小さなジェンダーの問題を無意識のうちの大変な気遣いで(?)対処してきた事実を自分の過去に発見した。と同時に、それ以上に「女性だからこそ楽しめること」にもきちんと着眼してポジティブに付加価値を創ろうとトライしてきたことも再確認した。
男性と女性そのものに「違い」があること自体は紛れも無い事実であり、それによって生じる何かは、どんな職場環境でも多かれ少なかれ存在するのだと思う。ただ、私は違うからこそ生まれるポジティブな側面に注目したいと思っている。(これについては長くなるのでまた別の機会にまとめようと思う)
"LEAN IN"にそんな気づきと再発見をもらってからは、「女性と仕事」はきっとみんなの永遠のテーマなのだろう、自分もこれからそのテーマの中で自分を語っていくこともあるのかもしれないな、なんて今は思っている。
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全世界で愛される"LEAN IN"は世界中にコミュニティを持ち、日本でも"LEAN IN JAPAN"という名で活動。女性が輝く社会の実現を目指してイベントの主催等のアクティビティを行っている。
そんな"LEAN IN JAPAN"のイベントにて、『これからのキャリア術 ~どんな環境でも必要とされる、自分だけのキャリアの創り方~』というタイトルで登壇させて頂くことになった。
【イベント概要】
日時|9/26(土)14:00〜16:00頃
方法|Zoom
申込|https://docs.google.com/forms/d/1xDPYMqziTGOPM67wL4sd9s8rPBkDV2INJETLzXI4vPI/viewform?edit_requested=true
※上記URLからお申込み下さい!当日ZoomのURLをお送りします。
新卒1年目からここまで本当に山あり谷ありだった。泥臭い挫折経験の中で周囲の優秀な方に教えてもらって、たくさんのビジネスシーンで私を救ってくれ、後輩に何度も何度も語った大切なナレッジ達。そして、自力で考え編み出した思考。それらをミックスした、置かれた場所でポジティブに進む為の考え方や、私なりの役割やキャリアの創り方について、時間の限りシェアしてみたいと思います。今回はジェンダーが主題ではないものの、前述した「女性だからこそ楽しめること」については少し触れてみようと思っています。
女性でも男性でも、私のように企業組織で働いていてもそうでなくても、就活生でも、悩みがあってもそうでなくても。何か1つはそれぞれの日常に持ち帰れる内容にしたいなあと、9年間を今猛烈に振り返っています。
オンラインカンファレンスツールのZoomでの開催、無料でご参加できますので、もしテーマにご興味のある方がいらっしゃれば、上記URLよりぜひお申込み頂ければ幸いです。
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「身近に女性のロールモデルがいません」は過去何十回と聞いてきた、働く女子のお決まりフレーズになっていると思う。
正直な話、私もいない。自分と同じようなビジョンを持っている方に出会える機会が少なく、この人を目指したい!とビビッときたことがない。というより、過去事例を参考にするより何でも自分で新しく作った方が楽しいと思う性分なのが大きい。
ただ、「この人の冒険心は私にないから盗みたい」「この人の分析力は素晴らしいから私もこんな風にかっこよくデータで立証してみせたい」みたいなことは山ほどあって、オンオフ問わずいつも眼を光らせている。何でも貪欲にインプットして自分好みに調合し、カスタマイズしたら良いのだと思う。
「ロールモデルなんてないから!自分で作るものよ!」
6年前に尊敬する女性常務の方に言われた言葉。それ以来私はずっとそれを信じている。
変化の激しい日々の中で一度立ち止まって、キャリアについてゆっくり思考を深められるきっかけになれたりしたら何より嬉しいなと思います。
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