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DJ.プラグマティクスの「偏好音楽」

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Web based musicianであるDJ.プラグマティクスが個人的に好きなアルバムやミュージシャンを紹介するマガジンです。
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#音楽評

RYUTistは終わっていない!無期限活動停止なだけ!ということで改めて聞きたい『日本…

以前、このマガジンのどこかで誤ってRYUTisitの活動は2024年を持って終わってしまったというよ…

Soul(魂)としての歌声!「AYA's Soul Searchin' -Aretha Franklin-」

恐らく何の予備知識もなくこのアルバムの曲を聴いた人は、これが日本人だとは思わないだろうし…

ここがこのスタイルの出発点だったのか(多分)。Nicolas Paytonの『Sonic Trance』(…

前々回、このマガジンでNicolas Paytonの『BITCHES』(2011)を取り上げたが、予想以上に「い…

『ぼくの音楽人生』と『僕の音楽人生』:服部良一と日本のジャズ&ポップス

このマガジンでは基本的に音源に基づく音楽評をしているのだが、今回はある意味これは書評であ…

61. 和製フレンチテクノポップ、あるいは早すぎた渋谷系は秋元康プロデュースだった…

先日、「フレンチポップ×テクノ=お洒落:『Mikado forever』」というタイトルでフレンチテク…

60. 驚異の4枚組にして狂気の4枚組!:『San Ra Egypt 1971 』

本日紹介する音源はこちら。以前映画の方のマガジンでぶっ飛びすぎている映画として紹介した『…

58. 「ハマる」「沼る」「推す」ことの快感!フィロソフィーのダンスの新アルバム&ライブDVD『New Berry』

音楽というものは音だと思っていたが、そこにビジュアルが入ることで数倍になるジャンルもあるということを知ってしまった。そう、それがアイドルソングと呼ばれるジャンルである。そして、まさか自分が初回特定版という類のCD(というよりもむしろDVDが主役)を買うと思ってはいなかったが、買ってしまった。5人体制となったフィロソフィーのダンス(以下「フィロのス」)の新アルバム『New Berry』である。 この「フィロのス」、アイドルと言えばアイドルなのだが、もはやミュージシャン、アーテ

57. 原点回帰にして本領発揮!基礎としてのビッグバンドジャズを押さえているからな…

以前、ちあきなおみ氏の隠れた名盤を是非、今の歌手にコピーしてほしいが、その誰かが思い浮か…

56. 紹介する順番が逆だった。ちあきなおみ氏の(非公認)ベストアルバム『微吟』

前回、永遠の歌姫、ちあきなおみ氏の隠れた名作3作を紹介したが、紹介する順番が逆だっただろ…

55. やっぱりこの時期のマイルスも最高!『MILES IN TOKYO』

先日、バレンタインデーの日にDommuneを見ていたところ、菊地成孔氏と大谷能生氏の二人がバレ…

54. もう一人の伝説の歌姫、「ちあきなおみ」という歌い手/演じ手、そして「楽器」

前回は、故、八代亜紀氏への私なりの追悼記事を書いたが、もう一人、事実上の引退というか身を…

52.ジャズでもブルーズでも演歌でもない、「八代亜紀」というジャンル

芸能人の方の亡くなり方には、ああ、そろそろかなという猶予期間がある方とそうではない方の二…

48.サスペンスとは緊張状態を引っ張ること。サントラ「サスペリア」(1977)に代表さ…

今回お薦めするCDはこちら。イタリアのプログレバンド「ゴブリン」の名曲を集めたコンピCD『Go…

47.80年代ジャズフュージョンの隠れた名盤!メンバー再構成後のWeather Reportによる『Procession』!

ここ数回80年代ロックについて見てきたが、では、ジャズのほうはどうだったのだろう。ということで今回ご紹介するのが、菊地成孔と大谷能生の「JAZZ DOMMUNISTERS」もDommune内の番組でお薦めしていた、天才ベーシストのジャコ・パストリアスが抜けた後で、どうなるのかと心配されていた時期に発表された新生「Weather Report」のアルバム『Procession』(1983年)です。さらに言えばドラムとパーカッションもメンバーが変わっています。 さて、80年代の