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歌の物語#42: 「胸のボタン一つはずして あなた好みに変わってゆく」 <ー 弱肉強食の恋愛の歌? それとも読解力の試験?

今回は「胸のボタン一つはずして あなた好みに変わってゆく」を取り上げます。

掲題は、大塚博堂さんの「めぐり逢い紡いで」の歌の冒頭です。 

最近YOUTUBEのレコメンドになぜか上がってきたので聞いてみました。そうしたところ、大きな発見があり今回取り上げました。

この歌詞は、洞察力もしくは、国語の試験にでそうな内容でした。

/*  注意

大塚博堂さんの「めぐり逢い紡いで」を知っている方は稀だと思われるのでとりあえず、YOUTUBEで(本人の)歌を聴いてみるか、歌詞を読むことをおすすめします。 

検索キー: 大塚博堂 めぐり逢い紡いで

聞いていてハッとするような内容で、一度聞くと印象深く忘れにくい曲です。

*/

一節目は:

胸のボタン一つはずして 
あなた好みに変わってゆく
ただひたむきに愛されたい
惜しみなく奪ってほしい

問題は第二節の始めですね

はじめてつけたマニュキュアが
もろいかける割れる剥がれる

この意味を理解するのに数十年かかりました。

というのは、この曲を初めて来たのは15歳の時でした。 きっかけは同級生曰く「俺の兄貴(多分相当年上)が歌とはこういうものだ、と言っているぜ」ということでその推薦の曲がこの曲だったのです。

以来何度も聞いているのですが、年を取っりこの歌の歌詞の側面が分かってきましたので、ここにコメントします。

正しいかどうかは、別問題です。

問題はこの主人公の女性です。

私が15歳で初めでこの曲を聞いて以来すでに何十年、歌詞の中の「はじめてつけたマニュキュアが もろいかける割れる剥がれる」という部分が重要だと先日初めて気づきました。

というのは、この「初めて」という意味は、この女性は今までマニュキュアを使ったことが無い、つまりこの彼女相当若いということを意味していたんですね。

かつ、歌の後半ではなんと彼氏が彼女を置いてきぼりにしてしまうんですね。

なぜか?

考えられるケースは2つ

1.実は、彼氏は妻子持ちではあるものの浮気相手に若い彼女を選んだ。 しかしながら、今の奥さんに見つかりそう。 もしくは、他の浮気相手が見つかったのでさよならされた。

2.彼にとって、彼女は若く世間知らず、遊び相手にはちょうど良かった。彼には別の彼女がいたかもしれませんが、それを知ってもこの主人公は深みに入り込んでしまい、やはり彼と別れることがでなかった。 最終的に、彼が彼女に飽きてしまい「ポイ」された。 つまり恋愛の弱肉強食に敗れた。

結果、この彼女この経験をもとに強くなったか、自殺(昭和ならありそうです)したかは不明ですが前者であることを祈るばかりです。

みんなさんはどう思いますか?

大塚さんは男性なのによくこんな若い女性の深層心理描写が書けると思います。

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