恋愛 英語クラスの物語#1212 : 「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」
今回は「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」を英語で言ったらどうなるかについてみていきましょう。
今回の一発表現:
One is not born, but rather becomes, a woman.
で如何でしょう。 こちら、サルトルさんの彼女ボーヴォワールさんの超有名なフレーズですが、英語圏ではどうも、こんな風に翻訳をされているようです。
One is not born, but rather becomes, a woman.
は「女性は、生まれながらにして女性ではなく、男性中心主義が作り上げた、女とはこうあるべきだというイメージ、役割に拘束されている終わりのない演技に拘束されている」という意味をさし、本来こうじゃないでしょう、これは偏見と言ったのがボーヴォワールさんの趣旨です。
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今回の使い方: 給湯室の先輩女子社員と後輩女子社員
先輩女子社員: 珍しく、静かだと思ったらボーヴォワールさんの本など読みふけって、どうかしちゃったの?
後輩女子社員: Yes, Senpai. I learned many things from her book. For instance, one is not born, but rather becomes, a rich woman. Then I suppose that I need to gamble!
(はい、先輩。 私は彼女の本から沢山学びました。 例えば、人は、金持ち女に生まれるのではない、金持ち女になるのだ、とか。 私が思うに、ギャンブルをする必要があると思うのです)
先輩女子社員: What are you talking about? She said: One is not born, but rather becomes, a woman. So, you do not need to gamble.
(何を言っているの? 彼女は: 人は女に生まれるのではない、女になるのだ、と言ったのよ。 だから、あなたはギャンブルなどしなくていいの)
恐ろしい、後輩女子社員の解釈、どこをどうしたらそんな解釈になるのか不明です。まったく~ と頭を抱える先輩女子社員なのでした。