男女の物語#80:「人に愛されることを知っていても、人を愛する能力はない」 <ー 人間失格より
今回は「人に愛されることを知っていても、人を愛する能力はない」について取り上げます。
掲題の内容は、ひゅうがさんの朗読「人間失格 第六回 (下記参照: 31:30)」の中で語られている主人公(恐らくは太宰治さん本人)の独り言です。
これは、時に恋愛関係で抱えるているかも知れません。
だた、個人的にはそんなことは何も考えてくともいいと思います。
相手は「恐らくは、対象とする人を愛することで」報酬を得ているとおもわれます。
つまるところ、相手の愛情を素直に受けること自体が相手に対し報酬を支払っていることと同じだと思います。
たとえば、母親が自分の子供に愛情を注いで「見返り」を求めるでしょうか?
昔、落合信彦(落合洋一(筑波大学 学長補佐)さんのお父様)さんがあのイギリス首相 マーガレット・サッチャーさんにインタビューした時にこんな質問をしました。
落合信彦: あなたにとって「愛」とはなんですか?
マーガレット・サッチャー: 見返りを期待せず、与え続けること
なるほどです。
と言うことで、人間失格の主人公や、恋愛関係でなにか返さなきゃの「返報性の法則(返報性の原理)」など、考える必要もないと思いますが、いかがでしょう?
_*_*_ 教科書に載るような、有名人の素顔はファジル(fragile: 壊れやすい、もろい、虚弱な、かよわい、はかない)そのものでした。
太宰治作「人間失格」の朗読の第6回目です。
曲は、甘茶の音楽工房様からお借りしております。
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