『月の道を歩む』

月明かりに照らされて

光り輝く海の道

この上を、歩くように誘われて

ずっと道の方へ、歩いていく

完全体の月の光が神々しく

道の始まりを探す

空が虹色になり、徐々に暗くなり

月明かりに照らされた道は

一層輝きを増し

真っ黒になった海が、地面と同化して

道の上を歩いているかのような、錯覚を覚え

ふと

完全体の月を見上げて、微笑む

君のためにも、僕のためにも

ずっと笑っていたい

共に、月の道を歩む