『平穏な世の常』
削られたテトラポット
そこだけが白く変色していて
激しく何かを打つけだろうか
傷ついた部分を幼気に感じて
今日一日の無事に安堵する
海鳥が凪の海に浸かったまま
気持ち良さ気に羽繕い
潜って浮いてを繰り返す
寒さを感じない羽根の美点
自分もダウンを着込んでいる
すぐ傍を女子大生たちが
手を叩きながら馬鹿笑いしながら
わちゃわちゃと通り過ぎる
平穏な世の中なのだろうかと
少し時間を置いて熟思黙想
チリンチリンと自転車のベルが鳴った
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