『横一文字に広がった』
じゃあね、またね
子供たちの声がいつまでも
こだまする広場
ガンの群れが
V字フォーメーションをとって
遥か遠くへ飛んでいく
指先まで温かくなった手を
爪の生え際の温かさを
確かめてほっとして
凪の海を眺め風と話し
少し未来のことを想像して
大人の駆け引きのような
リアリスティックな風景が
すぐ目の前、横一文字に広がり
その場から身を引くように
戻って来ようと指先の温かさ
もう一度だけ確かめる
まだ温かい手を携えて
橙色の夕陽を消えゆくまで眺め
同じ時間、同じ風景を、あなたと分かち合う
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