『うちから眺める景色』
風が鋭く突き刺さる
空はすっかり荒れ模様
奥から吹いて行ったきり
梨の礫
礫のように舞っている
雲の早い流れに急かされて
せっせと穴の空いた
綻びを取り繕う
いつもの景色を
うちから眺める
今日という日
今日は、うちから外を眺めて過ごす
いつになく空も雲も風も雨も
忙しなく蠢いている
これでもかと騒ぎ立てている
ぽっかり穴の空いた
やるせない気持ちを抱きながら
いつもの景色をうちから
眺める今日という日
あと少しのあいだ
見ていよう
「言葉たち、ありがとう」
「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」
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