『冷たい雨上がり』
海猫が鳴いている
まるで猫が怪我をしたような
少し寂しげな鳴き声で
冷たい風に当たり冷え切った頬を
生温かい両手のひらで挟みこむ
雨の雫で濡れた、緑の小さな葉たち
街灯の光に照らされて、きらきらと光り
あなたの心を照らす
少し傷付いた心を、癒すかのように
必死で、届けようとしている
雨でまだら模様に、濡れた路面を
ジグザクに歩き、足早に駆け抜ける
足裏に、ひんやりしたものを感じるが
前を向いて歩き続ける
待っていると信じて
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