「当て所なく吹いている」
天気が良いけど、外に出ることはなく部屋にいる。
指先は夕方になると冷たくなるから、わかりやすい。
気温の変化や湿度の変化は、少し外に出ると感じるもの。
自分の五感を信じて変化している物事を、日々感じ取る。
リアルに起きていることが全てだから、しっかりと目を見開き、
対処していこうと思う。
ここ数日の動きが、1ヶ月2ヶ月後には形になっていることを、
祈りつつせっせと準備をし続ける。
何も足さない何も我慢しない、何も特別なことはしない。
ただ目の前にあるものを、一生懸命取り組む。
機械仕掛けの古い掛け時計のような、ぎこちなく動き続けて、
止まらないように時々油を差している。
部屋にいる時ほど、貴重な体験を積んでいるのかも知れない。
一歩外に出た外界とは隔たりを感じて、内なる世界を行ったり来たり、
それでも同じ時間を共に過ごす人々。
それがいい、それでいいって、言ってくれた人、
今は何処にいるのかと、世界地図を広げて探している刹那。
春の風向きは変わりやすく、当て所なく吹いている。
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