『同じ歩調で、歩き続ける』

それぞれの歩幅

糞を避ける

ひょいっと

燕が飛び交う

カラスが鳴く

伏し目がちに

行き交う人々

追いつかず

離れない歩幅

それぞれの歩幅

教会の鐘の音が鳴る

駈け回るサッカー少年

ふと

自分の歩幅を確認する

あっているのか

いつ止まるのか

わからずにまた

歩き続けている



散歩日和

教会のすぐ側の公園

海も近い

遠くで汽笛を聴きながら

大型貨物船が行き来している

何故か犬の糞があちらこちらに

飼い主さん、頼みますよ！

行き交う人々は、忙しない

話しながら歩く人々

一人とぼとぼと、歩く老人

すれ違う時、伏し目がちに

歩調

左・左・左・右♪　取―れ♪　１・１・１・２♪

武道を通じて教わった

歩調を合わせるって、なんだったのだろうか

軍国主義の名残に過ぎないのか

今

歩調を合わせることって、大切なのか

一歩抜きん出る人が、勝ちの世の中

皆、同じ方向、動いている

同じペースで、組織を動かす

逆に

てんでばらばらに、行動するから面白いのか

なんだろう、歩調って

なんだか、滑稽に見えてきた

ハハ（笑）

「言葉たち、ありがとう」

「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」

きれいだなぁ〜