『月下に物思いに耽る』
ボワッとした光
それでも足元が明るく
砂利道の凹凸が見える
足元に伝わるゴツゴツした
石の固さを感じながら
薄暗い路地を抜ける
広がる草原が少し気味悪く
揺れながら歌っている
ボーボーボーンと
鐘の音のような金属音が
辺りいっぺんに広がる
生唾を飲み込み
緊張した面持ちのまま
薄暗い草原の中へ
まるで吸い込まれるように
月明かりが
少し陰りを見せた
この身をかがめて
辺りを見回した
月光の中での散歩
落ち着くはずが落ち着かず
来た道を戻っていく
まだ戻れるうちに
戻ることに
こくり
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