
『桃色の空と、はにかむ月』
桃色に染める夕焼け空が
水面に映し出されて
海も照れているように、桃色に染まって
堤防沿い、踵を上げて覗き込む姿勢
とても微笑ましく元気な様子
少し踵を上げて覗き込むもの
恋しくなった
空に浮かぶ飛行機雲を、一つ二つと数えて
見つけた数だけ、幸せになれるような気がして
いくつもの飛行機雲を数えた
ふと、見られているような視線を感じ
真上を見上げると
月が、はにかみながら微笑んでいた
その微笑みを持ち帰りたく
どことなく満たされた思いを感じ
高鳴る鼓動と共に、靴を鳴らして
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