『秋と冬のバトンの行方』
カサカサになった手
洗い晒しのタオル
ぐいっと引っ張り握り締め
走り始めたズックを脱ぎ
明日へ向かって
あらためて祈りを捧げ
秋の香ばしい匂いと共に
力の限り想いを込める
アゲイン、リフレイン
迸る涙のような汗を拭い
ロープをブイに括り付け
波に揺れるボート
置き去りにして
潮風と海鳥の待つ沖に
さよならを告げる
地上の楽園を目指し
夕闇の中、蒼炎の想い
あの人まで届けようと
想い描いた世界
駆け抜ける
よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは、クリエイター活動費として使わせていただきます。自身、未熟な部分が多々ありどこまで出来るのかわかりませんが日々進化し続けることはやめないつもりです。