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『慌ただしい時の中で』

時の砂

刻々と刻み続け

慌ただしく過ぎていく

自分と他人

比べるよしもなく

時の流れが逆流する

巻き戻された時間

また刻み始める

銀のスプーン一杯の砂

フラスコに落として

見つめ続ける時間

他人は慌ただしく蠢いて

今日と明日への架け橋を

駆け抜けていく

何時始まって

何時終わるのだろうか

銀のスプーンで掬う砂

さらさらと落として

過ぎていく


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