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『自然な綻びに、感謝を込めて』

吹き荒れる風に

頬を掠める綿毛のようなもの

犬も子供も街角に佇む若者も

何かを訴えていて


何もかもが色褪せていく

夕闇から夜の帳の中に

身を置くもの全てのもの

いななきが掻き消されるが如く


楽しいひと時を思い出し

健やかに穏やかな時を過ごす

海に照らされて陽の表情が

キラキラと輝いて見えた


鏡越しに映る自分の姿

柔和な感じに見えて

少し、ほっとして

心が綻ぶ



今の自分に

与えてもらったものに、心から感謝する

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