【環境構築】プログラミングのための環境作り
皆さん元気にしていますか~?バレンタインはどうでしたか?チョコはもらえたでしょうか?🍫
チョコを食べると集中力が上がるので、読む前に食べてみてはいかがでしょう?
ちなみにアーモンドもいいらしいので、アーモンドチョコを食べながら記事を書いているラドカです~
今週のトピックはプログラミングにおける【環境構築】です。
環境構築とは?
環境構築という言葉を聞いたことがない方も多いでしょう。
(私もそうでした)
環境構築を説明する前に、プログラミングにおける「環境」ってどのようなものがあるかを見てましょう。
アプリケーションをリリースするまでの環境の種類:
・開発環境
・テスト環境
・実行環境
ソフトウェアのエンジニアは、プログラミングに様々なツールを用意することで、こうした環境を自分で作っていく必要があります。
そうしたツールをインストールして正しい設定を行うことを環境構築と言います。
次に、どのようなツールがあるかを見ていきましょう~
使用するツールはプログラミング言語やOSに応じて様々なものがあります。
①指示を与えるツール
まず、コンピューターにテキストで指示を与えるツールです。
LinuxやMacOSは「ターミナル」と呼ばれるものになります。
Windowsでは「コマンドプロンプト」と言います。
これらはパソコンに付属しているものです。
アプリケーション開発に限らず、ファイルの操作などもコマンドラインを使って、コンピューターに対して様々な指示を送ることができます。
コマンドラインとは、キーボードを使ってテキストだけでコンピューターを操作する方法です。Character User Interface、略してCUIと言います。
一方、マウスを使ったり指でタッチしたりしてコンピューターを操作する方法を Graphical User Interface、略してGUIと言います。
皆さんが普段よく使う方法はGUIでしょう。ですが、エンジニアはCUIを使うことが多いです。
CUIを使うメリットは:
①テキストの処理が軽い
②大量のデータを一括処理できる
③複数の操作を一括化
④作業の効率化が可能
例えば、マウスで「コピー」をクリックして、次にマウスで「ペースト」をクリックするより、 Ctrl+C と Ctrl+Vを使った方が速いですね。それも実はCUIです!
このようなキーボードによる指示を身につけていくと、作業の効率が上がります。
一方、画像処理や映像編集はGUIの方がやりやすいです。
②テキストエディター
次に、ソースコードを書くテキストエディターというソフトウェアが必要です。
プログラミング用のエディターは、ワードなどのようなただの文章編集ソフトと違って、ソースコードを色分けして表示したり、ソースコードを自動補完する機能があったり、誤ったコードを指摘する機能があったりするので、とても便利です。
Visual Studio Code(VC Code)がエディターの一例になります。
VS Codeは面倒な設定が不要だったり、ターミナルが統合されていたりするので、とても使いやすいです。
PLEN Roboticsのエンジニアのフランシスカさんは、Emacsというエディターを使っています。Emacsは、1970年代に開発されたLinuxやUNIX系のOSで利用されている高機能テキストエディターです。
③実行ツール
続きまして、実行ツールです。
通常、ソースコードは人間が理解できるように書かれていますが、コンピューターで理解し、プログラムを実行できるようにするためには、機械語で書かれたファイルに変換する必要があります。
実行ツールはプログラム言語に合わせてコンパイラとインタプリタの2種類に分かれます。例えば、C++はコンパイル言語で、PHPやPythonはインタプリタ言語です。
ちなみに、HTML、CSS、JavaScriptはウェブブラウザーが実行ツールになります。他には機械語に翻訳されたプログラムをまとめて実行可能なファイルにするリンカという実行ツールがあります。
コンパイラとインタプリタについてもっと知りたい方は、以下のnote記事もぜひ読んでみてください!
④補助ツール
最後に、補助ツールと呼ぶべきものがいくつかあります。
プログラム実行時の動作確認を行うのがデバッガーです。
デバッガーとは、コンピュータープログラムの欠陥(バグ)を探して取り除き、修正する作業を支援するソフトウェアです。
他にはバージョン管理に使うシステムもあります。バージョン管理システムとは、プログラムファイルに対して加えられた変更履歴(誰が、いつ、どこを、どのように変更したか)を自動的に保存するソフトウェアのことです。
統合開発環境について
これまでに読んだ4種類のツール、色々大変ですね。
ちょっと楽できるように、このような様々なツールをひとまとめにした統合開発環境(英:Integrated Development Environment、略:IDE)というツールがあります。
例えば、Windowsを使っている人は、Microsoftが提供している統合開発環境 Visual Studio Community を、個人利用であれば無料で使えます。
ちなみに、VS Codeは Visual Studio Community の一部だったものを独立させたものです。
〇まとめ
環境構築とは、プログラミングができるように様々なツールをインストールし設定することを言います。
用意するツールを大きく4種類に分けることができます。
①キーボードを使って、パソコンの操作をしたり、パソコンに指示を与えたりするためのツールです。パソコンに付属しているツールです。
②コマンドを書くためのテキストエディターです。普段使っているワードなどではなく、特殊な表示のあるプログラミング用のエディターを使います。
③コマンドを、人間が理解できるソースコードから、機械が理解できる機械語に変換し、実行するためのツールです。
④バグを探したり、変更履歴を保存したりする補助ツールです。
これらのツールが一つにまとまっているような統合開発環境のツールもあります。
今日のちょっとしたチャレンジですが、自分のパソコンをマウスを使わずに操作してみませんか?🖱️
また、ソフトウェアのプログラミングよりも、ウェブサイトのプログラミングに興味があれば、こちらの動画もぜひチェックしてください!
今週は環境構築を取り上げました。
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