ストレスに反応しやすい人間の感情の仕組みと🌈色の関係性
皆さん、こんにちは!
突然ですが、締切に追われていてストレスを感じたことはありますよね?😖
そこで、どうしてストレスを感じるのか、は考えたことありますか?
今回の記事では、感情とストレスの本質と、それらの関係について解説していきます!
外部から刺激を受けるときに生じる緊張感を「ストレス」と言います。
ストレスを感じているときは、感情や衝動を抑制する機能が弱くなるので、感情が表出しやすくなります。
①感情とは
感情と色の仕組みは同じ?
まず感情について説明します。アメリカの⼼理学者ロバート・プルチック氏によると、🔴赤、🔵青、🟡黄色の3原色を混ぜて様々な色ができると同じように、感情も一次感情の混合により、様々な二次感情が生まれるものです。
一次感情は人間にも動物にも共通するものだと言われています。
例えば、
喜び+信頼=愛
嫌悪+怒り=軽蔑
のように、混ぜることにより、全ての感情を表すことができます。
更に、感情をポジテ ィブ(喜び・信頼)、ネガティブ(恐れ・悲しみ・嫌 悪・怒り)、中⽴(驚き・期待)の3つに分けることが できます。
そこで気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、ネガティブな感情が
一番多いんですね?
ネガティブ=生存
アメリカの社会神経学者ジョン・カシオッポ氏が、⼤脳⽪質の電気的活動を調べる実験をしました。その結果、⼈はポジティブな刺激よりネガティブな刺激に⼤きく反応することが明らかになりました。
ネガティブな刺激に強く反応するのは動物の⽣存本能に基づくものと考えられています。例えば、恐怖という感情は、外敵からの危険を回避するためのものです。
⼈間には感情を⾃動調整する⼒と、意図的に押さえ込む⼒の双⽅が備わっていますが、怒りや悲しみのようなネガティブな感情は、無理に抑えられるものではありません。
また、⼈間のような社会集団⽣活をおくる動物にとって、感情は極めて重要です。感情は、集団中の個体間の関係を保ち、様々な行動を調整する役割を持っているからです。
②感情と音声
非言語的情報、意図的なものとそうではないもの
⾳声が伝える情報は、⽂字化が可能な⾔語的情報と、⽂字化が不可能な⾮⾔語的情報に分けることができます。
⾮⾔語的情報の中には、⾔語的情報を補うもの(声の⼤きさ、抑揚、リズムなど)を使って、パラ⾔語情報として意図的に表現するものと、
⾃分の意思ではコントロールできない不随意感情を伝える情報があります。
理由を簡単に説明しますと…
⼈間の発する⾳声は、咽喉部の形状と、声帯の振動によるものです。
咽頭部は随意筋で意図的に動かすことができるのに対し、
声帯は、不随意な⾯、つまり意図的に動かすことができない面が多いです。
例えば緊張しているときに声が裏返ってしまう経験はありませんか?
そういうふうに緊張していると、うまく話せないという経験がある方もいらっしゃると思いますが、それこそが不随意な声帯の震えです。
このようなメカニズムで緊張やストレスなど、様々な感情が⾳声に反映されます。
そこで、声の韻律と感情との関係が理解できれば、話者の感情を可視化することができます。
感情可視化のパラメーターは以下の4つに分類されています。
①ピッチ
②音量
③声質
④会話速度
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③感情とストレス
ニュートラルな状態「ホメオスタシス」
臨床的には、ストレスとは「脅威に対する⾝体反応」と定義されています。
ストレス時、⾝体は通常状態から「サバイバル(⽣存)モード」に移⾏します。
ストレスを受けると、脳が反応し、ホルモン分泌が促進され、その結果として、⼼拍数の増加、⾎圧の上昇、⾷欲の低下などが生じます。これは⾃分の⽣存確率を上げるための本能が、ストレスという警告を発していることを意味し、⽣物の⾃⼰防衛本能に従っていることになります。
しかし、人間には、ストレスをはじめとする様々な感情や刺激があっても、元の状態(ニュートラル)に戻ろうとする⼒である「ホメオスタシス」という機能があります。
例えば、素晴らしい映画を見て涙を流すことがあると思いますが、こうした状態は⻑続きせず、時間の経過とともに涙は⽌まり、⾼ぶった気持ちも薄れていきます。
ストレスも同じです。何かのきっかけでストレスを感じても、⼤切なのは、元の状態に戻ろうとする⼀連のサイクルがしっかりと機能することです。
それができなくなると、⾼ストレスの状態が続き、結果として感情の変化も硬直的となり、感情表現に乏しくなります。
🤔💭じゃあどうすればそうならないのだろうか?
ストレスの早期発見
ストレスを積極的に感じ、何にストレスを感じるかを認知 し、そのストレスを感じる何かに対処することが大事です。
そのためには、ストレス状態を早期発⾒し、対処までの時間的な猶予を得ることが大事です。有効的かつ効率的な対処⽅法を⾒つける確率を上げることに繋がります。
最後に
はい、今回の記事はいかがでしたでしょうか。
普段とは少し違うテーマを扱う記事でしたが、ストレスのような感情の仕組みを理解することにより、マーケティングであれテクノロジーであれ、人間の生活に関わりのある分野で必ず活かすことができると思います。
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それでは、また来週の金曜日に新しい記事でお会いしましょう!✨