霞始靆

雨水次候
霞始靆

雪は牡丹
霞むそら
季節の言葉すら
埋め尽くす

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2年前のそらは

かすみはじめてたなびく

春かすみ
穏やかな日
待つ寒さ
風は西から
吹いて消し去る

あえて散文

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一輪だけの梅
ゆめはみれたか
先駆けの花

花びらよ
ひらひらと舞う
春はまだ
待ち続ける人
その姿ゆめ

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今回の寒波で今年の雪も落ち着くかな

雪女がまだこの時代にもいるのならば
別れの時が近づくのか

涙だけ溶けずこの胸残しゆく雪女ゆきのめの吐息まだ冷たく

𐑿ᓰ𐑿ᘐ(ねい)

酔いてまた
すずろに綴る
うたひとつ

また長い夜に