第5回 『珈琲でも飲みながら・・・』のゲームのデザイン
今回は知財でポンのお話はお休みです。
ちょっと現在作成中のゲームに触れてみようかと思い、次回、再びの「知財でポン」です。ちなみに今回のゲーム名「珈琲を飲みながら夜空の話でもしようか」です。はしもとのゲームデザイン史上、名前が一番長いです。
現在作成中の「珈琲でも飲みながら夜空の話をしよう」のデザイン
ゲームでないゲームのようなゲームを作るのは実は好きで、
協力型ゲームでもないのに勝敗がつかないのです。
※決して力量が足りなくて、勝利条件が作れないわけではないぞ←やや自虐
珈琲を飲みながら、楽しい時間を過ごして「夜空って良いよな。星を見に行きたいよな」と夜空にいざなうゲームを作りたいと思ってつくりました。←「読みたいことを、書けばいい。」という本のタイトルだけに惹かれて作りました。
このゲームの主旨というか最終目的は『コーヒー片手に楽しい時間を過ごして、星を見に行きたくなる』。特にコーヒー片手に夜空のことを楽しく考えることにポイントを置いて作りました。
一番近い既存のゲームはアンゲーム(ゲームでないゲーム・ディスカッションのゲーム)で、あの他の人の話題を自分がしゃべりたいモゾモゾ感に近いものをこのゲームでも期待しています。
楽しい時間はゲームを競わなくてもできるはず・・・
ルールのデザインについては、一人語り。パスもあり。受け手の約束事はコミュニケーションの受け手の秘訣に準じるつもりで、副作用的ですがコミュニケーション能力(聞き手)が伸びるようには隠し効果でやっちゃいます。あとテーマは話しやすいように身近なものと夜空のことと思いテーマを練りました。
一人語りなので、周りは聞き入れるだけ。もうここには勝敗はありません。
ただ自分がパスか、うまく伝えられなかったと自己判断してゲームを進めます。みんなのエピソードが楽しい時間を作ってくれるはず。
最近、そうした系のゲームも多いですもんね。
ロマンのかけらがほしいのさ(・・・byおっさん)
ただそれだけだと「星を見に行きたい」成分が足りないので、星のミニ知識と銀河鉄道の夜になぞったスタート・ゴール。冬版の銀河鉄道の夜コースも勝手に想像で作ってみました。
あとはロマン・・・結構 青臭い「アオハル」的なことも入れてみました。
天の川を行き来する銀河鉄道に乗って、「珈琲を飲みながら夜空の話でもしようか」ってなれば大成功です。
怖いのは関西人とテストプレイ
ただ関西人がワンカップ片手にやっちゃうと、「なんやこのゲーム?ほんで何したら勝ちやねん。」と言われることはテストプレイ前から明白です。
テストプレイ前なので悩んでいるのは、星にちなんだミニゲームを入れるか入れないか。「楽しけりゃ良いか」の面からテストプレイでは入れてみます。明後日のテストプレイに間に合いたい(ちょっと無理)。