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演劇研究レポート

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演劇に対する思想やエクササイズを幅広くまとめています。
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#即興芝居

良いインプロバイザーに必要な力とは?

良いインプロバイザーに必要な力とは?

インプロバイザーっていうものは、ある程度いくとその良し悪しがわからなくなってくるが、確実に良し悪しはある。
それはもちろん、人によって基準は違うと思うので、あくまでもこれは僕にとっての良し悪しの基準だ。
今日はそんなことを書きたいと思う。

インプロバイザーとはまず、インプロバイザーというのは「即興で演じながら、ストーリーを作っていく人」なので、もちろん演技力とストーリーテリングの力は必要だ。

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インプロのショートフォームとロングフォーム

インプロのショートフォームとロングフォーム

インプロにはパフォーマンスのスタイルが、大きく分けて2つある。

ショートフォームとロングフォームだ。

簡単に言うと、
数十秒から数分程度の短いシーンを中心に見せていくスタイルがショートフォーム、
30分から1時間以上の長い作品を見せていくスタイルがロングフォーム。

お笑いライブで例えるなら、ルミネとかでやってるいろんな漫才やコントをどんどん見せていくお笑いライブがショート、なんばとかでやって

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相手のことしか考えないから、僕は自由になれる

相手のことしか考えないから、僕は自由になれる

レベッカ・ノーサンという海外の一流インプロバイザーがいます。
彼女はその日出会ったお客さんを舞台に上げ、その人と2人で90分の即興二人芝居を作る「Blind Date」というショーを行い、世界中でツアーを行っています。

来週、そんなショーを自分がやります。

その名も「Shall We Impro?」

実は2回目の開催で、前回出ていただいたのは、その日初めましてだった太田恭子さん。