見出し画像

2024.10.20.プレイバック・シアター1Day(研究生日誌/ゆきの)

参加者14名、そのうち初めての参加の方が4名、2回目の参加者の方が1名いらした。今年に入って、初めての参加者や十数年ぶりに参加の方が増えている。もちろん最近常連という方もいらして、いい意味で場に奥行きや広がりを感じる。不思議と、プレイバック・シアターの経験回数が場に階段を作ってしまうことはないように思う。みんなが同じフィールドの上で、同じように動けているなという感覚がある。

そんなわけで自己紹介の後のマッピング。
縦軸はプレイバック・シアターの経験回数。横軸は、今日緊張しているか、リラックスしているか。初めての方でも、少しだけ緊張しているくらいの方が多く、私はちょっと安心した。マップ上で近かった人4人でグループになり、「自分にとってプレイバック・シアターはどういう存在か?」についてシェア。

次に、今日の洋服の色でラインを作り、近い人4人で「実は私は○○なんです」をシェア。誕生日順に並び近い人4人で「ちょうど今の半分の年齢の時、何をしていたか」をシェア、そこからひとつのエピソードを選び、4人ずつで即興劇をした。

この即興劇が面白かった。似たよう年代の参加者が多かったからか、昭和時代の古い慣習が垣間見られるトレンディドラマ風の一場面、橋田寿賀子のドラマのような嫁姑の一場面など。遠い昔のようだけれど誰にでもちょっと覚えのある、甘酸っぱくもあり苦辛いような…今の自分とは全く違うことを一生懸命していた日々がそこにあった。そんな自分を愛おしく想いながら、ちょっと感傷に浸る。

このあと、はねじさんがコンダクターの席に座りひとつのストーリーをして、午前の部は終わった。

ここまできて、ふと気づく。初めての方ももうすっかり馴染んでいて、正直どなたが初めての方だったかわからない。そういえば、先程のストーリーですでにアクター(役者)として出ておられていたし。この数時間でここまでプレイバック・シアターに入ることができるのは、きっと場をつくるコンダクターのセンスなのだと思う。

午後は身体ほぐしのあと、楽しくゲーム。
子どもの頃「震源地ゲーム」という名前でやったことがあった気がした。1人は鬼で震源地を当てる人。他の人は大きな輪になる。その中に1人震源地がいて、その人の動きを全員で真似ていく。鬼はその全員の動きを見て震源地が誰か当てる。今回は震源地を“リーダー”と言っていた。

なんだかこのゲームで私は張り切ってしまった。鬼が部屋の外に出たあと、みんなでリーダーを誰にするか決めた時、リーダーのちょうど反対側にいる人がわざと大きめに動作を変えるように提案したり、私がリーダーの時には、鬼が後ろを向いている時にそっと動きを変えてわからないようにしたり。鬼になった時には、輪の真ん中でなるべく一瞬のうちに全員を見られるように素早く見まわしたりした。作戦はどれも大成功で、鬼には当てられなかったし、私が鬼の時にはすぐにリーダーを当てることができた。

まっ、どうでもいいことなんだけど。
いつもゲームの時には、張り切ってしまうなと思う。人を相手にするのは苦手なのだけれど、人ではなくゲーム自体を攻略したいと思うのかな。

1dayでは、毎回こういったゲームも取り入れられ、存分に楽しむ時間がある。子供の頃のようにただ楽しむためだけにその時間を過ごす、遊ぶ。これだけの人数の大人が、大笑いして遊んでいるのは爽快だ。

ゲームで童心に返ったあとは、プレイバック・シアター三昧。羽地さんがコンダクターになりストーリー。そして、「プレイバック・シアター実践リーダー養成プロジェクト」を修了した方もスタッフを含め3名いらしたので、3つのグループに分かれて修了生がコンダクターとなり、ミニ・プレイバック・シアターも行われた。これが、とても新鮮だった。小さいグループなので距離も近く、ほぼ全員がテラーかアクターになるので、恥ずかしさみたいなものは小さくなり、お互いの親しみやすさは大きくなる。

最後にまた羽地さんがコンダクターとなり、大切なストーリーをひとつして、今日の感想へと続き時間となった。

私も8月末から「プレイバック・シアター実践リーダー養成プロジェクト第8期」を受講中だ。なので、今回の1dayは今までと違った感覚で参加している。コンダクターとしての羽地さんを見て、どうしてそうするのか?この場で起きていることは何なのか?そんなことを考え、観察しながら参加している。修行中である!


2024年 羽地朝和プレイバック・シアター1Dayワークショップ

【日 時】
12/14(土)10:30-16:30
【会 場】
中目黒周辺施設
(詳細はお申込み頂いた方にご案内いたします)

お申込みはこちら


いいなと思ったら応援しよう!