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考え過ぎる人間で、良かったと思う


考え過ぎ、気にし過ぎ、誰もそんなこと気づいてすらないと、いろんな人に言われて来た気がしている。人というか、いろんなもの?にも。テレビとか、ネットとか。
直接言われたわけではない、けれど、一般的にそんなことは誰も気にしていません、みたいな。間接的に、自分に言われているように感じることも沢山あったし、ある。
むしろ自分が一番、自分にそう言って来たんだと思う。

学生の頃は、考え過ぎてしまう自分に引け目というか、どうしてこんなにも色んなことを考え過ぎてしまうんだろうと、どうして他の子みたいにもっと気の向くままに行動できないのだろうと、そう思っていた。



でも、今になって思う。
考え過ぎる人間で良かった、と。

社会人になって、他人の感情に無関心な人や何の気無しに周りを傷つけて通り過ぎて行く人を沢山見た。

そして思った。

人の気持ちに気付き過ぎて、考え過ぎて、気にし過ぎて、たとえ自分が苦しくなることがあるのだとしても、私にとってはその方が苦しくないのだと。

もっと鈍感な人間だったら、確かに楽なのかも知れない。
でも私は、知らないうちに人を傷つけて、何も感じないような人間には絶対になりたくはない。相手を選んで、打算的に傷つけてもいい人、を選ぶような人間にも絶対になるつもりはない。

人を傷つけてしまったことには、気づける人でありたいし、もしも傷つけてしまったなら、それをきちんと受け止めて、改めようとする人でありたい。


私は私が、
考え過ぎる人間で良かったと、
今強くそう思う。

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