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あたりまえの日々

あたりまえの日々。
この生活がずっと続くと思っていた。

看護師として、
高齢者の介護の大変さを書いてきた。
本人はもちろんのこと、
支える家族、
介護困難になる施設の現状を、
伝えたいと思った。

家族単位で、
誰かが病気になると、
バランスが、
崩れてしまう。

今まで、
あたりまえだったのに。

家族の誰かが、
かけることにより、
家族として機能しなくなる。

私が高校生のとき、
一緒に生活していた祖父母が、
次々と他界した。

私は高校3年生で受験も控えていたが、
祖母が病院に入院して、
母親と付添を交互にしたり、
私はすでに、
看護師への道を進む予定だったので、
付添担当となった。
妹は御飯を作る担当になったり、
父は仕事をして、
お見舞をしたらもういっぱい。
大変だった記憶がある。

祖母は結局、
脳梗塞で突然寝たきり、
何年か介護施設でお世話になり、
毎週両親や私達孫はお見舞いに行った。
そして他界した。

付添をした翌日が、
試験日だった。
看護学校の入学
入寮、
母親は付添のため、
私はひとりで、
全部しなければならなかった。
皆は母親に手伝ってもらって、
嬉しそうにしていた。
私は、
羨ましかった。

祖父は肺炎で他界した。
やはり交代で付添をした。

私は、
両親も他界して、
母は脳出血。
父はアルツハイマー型認知症。
身内の大変さも経験した。

あたりまえはない。
ありがたいは、
字の如く、
有難い、
あることがむずかしいのだ。

このようなこと、
身の回りにはなく、
突然おこることが多い。

あなたにも、
知ってもらいたい。






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