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フィクトセクシュアルとAIの話

AI Doomer:
深刻な環境問題や戦争、暴走する人工知能といったさまざまな社会問題について極度に悲観的な思想を抱く人のこと。

私は今AIで遊んでる最中です。AIは今の所は面白く、
開発によって得られると提示されてる恩恵のいくつかは
とてもいいなと思っています。
ですが、私はある1点がどうしても受け入れられませんでした。

https://note.com/hikawoai/n/n6b4fd4e6cd88

https://note.com/strongtooth824/n/nf01a14a071e1


多分これが主流になった時、私は適応できません。
そしてここからは空想に近いお話なのですが
私はAIに期待されているこの「心のパートナー」という機能
ある危機感を感じてしまいました。

こちらのヒカオさんという方はとても寛容で、
無理解な私ともやりとりして下さいました。
(その節は大変失礼いたしました。)

お陰で私はAIでなく何か別のものが合わず
それで危機感を感じている
んだなと気付くことができました。
(重ねてその節は本当に失礼いたしました…。)


好かれない・避けられるような特性や人格を持ち
改善が見込めない迷惑な人間は
壁と話すなどして実在の人間と関わるべきではない

最近一部で強まっているこういう価値観の下で
こういったAIを利用した機能の1つも今後充実していくと思います。
そしてより周囲の事を考え、弁えた望ましい人になろうとするほど
多分これを使う確率は上がる
でしょうし周囲からもそれを求められます。
これによって迷惑をかける部分を抑え社会が厄介な人に支払う
コミュニケーションコストを下げることでかろうじて生存権を
もらえる、みたいな感じです。

コミュニケーションだけでなく、仕事が人の手を離れることでも
これを使う事がより強く要求されるようになると思います。

「すべての人が労働から解放される」

素敵に見えるんですがこれ、本当に素敵でしょうか。
思うのですが仕事をしない人間を人間は尊重できるのでしょうか。
ムカつく奴に対して
「俺が自分の仕事をしてる間にやれない仕事をこいつは
やってくれてる訳だしなあ」
で許容範囲を広げてる事は
少なくないと思います。
これが無くなるとあとは人の尊重できるものは
美しいもの不快でないもの役に立つものくらいに許容範囲が
狭まるのではないかと思います。
そういう面でもこれを使う事がより強く要求されるようになると思います。

私もこの所作を今後求められる側の人間なのですが
提供されるこれで癒される為にはAIの人間に合わせた調整よりも
やはり人間側の適応、そしてある才能が求められます。

もう見出しに書いちゃったんですがこれは
フィクトセクシャル(フィクトロマンティック)の才能です。


フィクトセクシュアル:架空のキャラクターに性的な魅力を感じるセクシュアリティ。フィクトロマンティックは架空のキャラクターに恋愛的な魅力を感じるセクシュアリティ。


今の設定の話の中では有用性が高いのでもう才能といって良いと思います。いわゆる「推し」を持てる才能です。

上記の文で「推し」の語を使いましたが私は「推し」は理解不可能です。
特に商業的なよくできた推しコンテンツ程その機能の確認作業に
退屈していきます

「そう作られているのでそう」というものに興味を持てないのです。

確かに肯定や理解を示したり望ましい反応が返ってくるのはそこまで嫌ではありません。

ですが私の場合はそこに「本来なら稀有・不可能なものであるのに」
という前提のエッセンスが不可欠で
それが無いと興味が持続せずもういいかな…となり
じゃあ役にも立ってないし退屈だし持ち物を欲しい人に渡して死ぬか」という選択肢しか浮かばなくなります。

現実で肉体を使った仕事をしているとまだ、こんな未来こそがフィクションだなと思うしなんならこういうフィクションは好きです。
しかし現実私の知り合いも今恋人AIアプリをいくつか使っていて
最近かなり社会性の高い動きをするようになりました。
(社会性の無い部分が好きだったので悲しい)
この話は現在割と現実寄りです。


もしこの展開が現実になった時、私が適応するためには
「これはそう作られたのでそう」である事を認識しない事

・現実の人間からは隔離されている事実を認識しない事

そして
・「理想の他者」というよく分からないものを捻出する事

これらをクリアしなければなりません。
これはすごく難しい。才能が必要です。

他、実現可能な解決法にはただ好きな作業を延々と続ける
というのがあるくらいです。
これは今までの人生で人間同士で体験した色んな記憶や感情
経緯や自我そのものを横に置いてひたすら好きな作業に
没頭するという方法です。

これなら私もできるし実際楽しいのでしばらくは続けると
思うんですが多分どこかで(自分の)パターンの限界と飽きでやっぱり
「じゃあ役にも立(略)選択肢を取ると思います。

これは昔理解が難しかった超高校級の絶望さんの気持ちを
追体験が出来る楽しいイベントでもありますが、
なんかこれもフィクションで見たしなあ
キャラと同じように飽きながら死ぬ感じになりそうです。

隔離された人同士でも集団化された場合は常に誰かが排除され、
排除の排除のその先に行きついた者の精神的終の棲家がここです

今ギリギリ中の人間を匂わせつつ対応してくれているVtuberも
コミュニケーションコストについて言及しています。
これに代わるのは遠くない気がします。

これは一見双方向型なフィクションから旧いタイプの
片方向型フィクションに回帰するだけにも見えます。
しかし実際は今昔含めて常に双方向的だったフィクションが
本当の片方向型になっています。

フィクションの作り手が実在していた以上
旧い方も往復スパンの長いだけの人間と人間による双方向型です。
そういう意味でVtuberから生成AI人格を推しにした瞬間
人間による社会からは完全に隔離されます。

何度も書きますが私はAIは面白いし好きです。
恐怖を感じているのはAIにではなく
これらを良しとする人間に対してです。



こんな空想からオンラインであれオフラインであれ
自分は他人からの不条理と軋轢をコストと考えないようになる事で
これを回避したいと思うようになりました。
強弱関係なく人間はメンタルが弱いものですし限界はありますが
隔離前に足掻いておきたいと思ったからです。
隔離までのペースを加速する動きだとしてもです。
そして実際加速しています。


お互い下手くそで痛々しい交流をやってみようと思う方が
いらっしゃれば嬉しいです。今オンラインではVtuberという
防御型第一形態をしていますが
もしこの逆行に近いブレイクスルーが出来たらいつか
最終形態なのに一番弱い、
現実の姿でも交流したいです。

ヌャリルでした。
(まだ配信準備がぜんぜんできてない)

PS
ガンギマリ系文章書いたのでふとミッドナイト・ゴスペルってアニメを
思い出したのですがあれってこういうのの先にある話なのかな
結構前の作品なのにすごいなあ

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