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#BookCoverChallenge  だってコロナ、何ら終息してないしさ。

〈長谷川伸関係〉
・佐藤忠男『長谷川伸論』(中公文庫)
・平岡正明『長谷川伸 メリケン波止場の沓掛時次郎』(リブロポート)
・山折哲雄『義理と人情 長谷川伸と日本人のこころ』(新潮選書)
・菅原文太、半藤一利『仁義なき幕末維新 われら賊軍の子孫』(文春文庫)
・長谷川伸『荒木又右衛門』(上下。徳間文庫)
・長谷川伸『日本敵討ち異相』(中公文庫)※再々再読、写真↑

〈ブレイディみかこシリーズ〉
・ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)
・   〃    『ワイルドサイドをほっつき歩け』( 〃 )
https://youtu.be/yKOQapYcyhE


ブリティッシュロックが好きすぎて修猷館(我が福岡県の公立高校No.1。元福岡藩校)を出るや渡英した著者は、保育園の先生しつつ旦那と結婚。旦那は銀行員からトラック運転手に転じた変わり者で、労働者階級の日常が詳らかに著される。
『ぼくはイエローでー』は息子さんの成長とともに起こる様々な問題。学校、ママ友、地域のチャリティ、差別、貧困家庭・・・。『ワイルドサイド』は親同士の交友(こと、オッさんたち)が、ブレグジット=欧州連合離脱やNHS(ナショナル・ヘルス・サービス)=英国の国民健康保険サービスの変動等と併せ、「英国の、労働者階級を通じて見た今」が如実に。
いずれも身近なエピソードで章立てられており、文章は平易で読みやすい。こと子育て世代、あるいは40-60代、はたまた英国に関心のある向きには断然オススメ。
これ、絶対映画化されるべきと思う。

〈その他仇討ち〉
・池宮彰一郎『天下騒乱 鍵屋の辻』(上下。角川文庫)←元ネタは上掲の『荒木又右衛門』
・大佛次郎『赤穂浪士』(上下。新潮文庫)
日本三大仇討ちは、曾我兄弟に荒木又右衛門@鍵屋の辻、そして忠臣蔵。こと忠臣蔵なんて日本人の常識と思うが、テレビじゃ見ても、皆さん読んだことありますか。
大佛次郎は鞍馬天狗等の時代小説から、記録文学の大著『天皇の世紀』に進んだ。これは長谷川伸と全く同じ道程で、『赤穂浪士』はその前の、昭和初年に書かれたもの。
長谷川伸が史実の調査に調査を重ね、新機軸を打ち出したのが荒木又右衛門だが、本書は大佛次郎の、それに当る位置づけ。
第一回大河ドラマ(昭和39年)にもなった、忠臣蔵の決定版。
https://youtu.be/a9ezSDzxX_A

〈ヤクザ関係〉
・氏家幹人『サムライとヤクザ』(ちくま文庫)
・若野康玄『唯誠(ゆいせい)』(徳間書店)※一和会→益田組→中野会。今はカタギ。
・山平重樹『最強武闘派と呼ばれた極道 元五代目山口組若頭補佐中野会会長 中野太郎』(かや書房新書)

そしてヤクザ研究は続くのであった・・・
https://youtu.be/CPL-eFuUfhg


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