ケニアレポート|将来どうする?子どもたちのキャリア観の変化
PLASが手掛けるプロジェクトの1つであるFLOWER(生計向上とキャリアプランニング支援事業)。この事業はJICA草の根協力事業として行なっており、子どもと保護者の未来をつくるためのカウンセリングと、農業支援による生計向上を行なっています。
今回は、事業の中間地点で行われたFLOWER中間調査について、子どものキャリアに対する姿勢の変化について報告します!
この中間調査は事業を始める前と現在で、どんな変化が起きているのか、もしくは変化が起きていないのかを見ていくことで、今後の事業の改善をしていくためのものです。
現地が今どういう状況なのか、早速見ていきましょう!
将来の職業を考える
FLOWER事業では子どもたちが将来のキャリア形成を自発的に行っていけるよう、キャリアカウンセリングを行っています。
キャリアカウンセリングでは、将来、どのような人になりたいのか、そして自分にどのような職業の選択肢があるのか、その職業に就くにはどうしたらいいのかなど、具体的な職業に関する情報を含めて取り扱っています。
表1はそれぞれ「将来就きたい職業に就くにはどうしたらいいのか分からない」という質問に対するベースラインと中間調査の子どもたちの回答です。ベースライン調査では「そう思う・とてもそう思う」と回答した子どもは約80%でした。一方、中間調査では「全くそう思わない・あまりそう思わない」の回答が約74%、「そう思う・非常にそう思う」の回答が約12%と非常に改善していることが分かります。
将来の準備をすすめる
また、「自分がなりたい職業に就く準備を進めている」という質問に対してはベースライン調査の約92%が「全くそう思わない・あまりそう思わない・どちらとも言えない」と回答しました。それに対して、中間調査では約79%の回答者が「とてもそう思う・少しそう思う」と回答しました。
このように子どもたちは、PLASが行うキャリア支援を通じて自分のキャリアビジョンを考え、それに向かって行動を起こしつつあることが分かります。
将来のキャリア実現に向けて、子どもたちの将来の選択肢を増やすために、PLASは今後も事業におけるキャリア支援を続けて行きます!
こうした活動が出来るのは日本の皆様の温かい支援のおかげです。
継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
いただいたご支援(サポート)は、PLASの活動を通じてケニアとウガンダのエイズ孤児支援のために使わせていただきます。