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本当は誰にも教えたくない名作・傑作SF映画[4選]①

こんばんは ぷらねったです
素晴らしい内容にも関わらず なぜか知名度の低すぎる 不遇のSF映画たち
今回は「本当は誰にも教えたくない名作・傑作SF映画」というテーマで 過去に一度も紹介していない 国もジャンルもバラバラな4つのSF映画を厳選して紹介させていただきます


1.華麗なる殺人(1965年)

原題:THE 10TH VICTIM

監督は エリオ・ペトリ
洒落た雰囲気で描かれる サバイバルゲームをテーマにしたイタリアのSF映画です

舞台は第3次世界大戦後の2079年
人類は戦争を無くす代わりに 人間の闘争本能を満たすためのサバイバルゲームとして"ビッグハント"を生みだしました
この命がけのゲームは 10連続で勝ち抜くと莫大な賞金が発生します
スイスのジュネーヴにある運営が統括しており 合法的な殺人の様子はテレビ放映され 人々を夢中にさせています
大勢の人々が一獲千金を夢見て参加し 今や世界的な巨大ビジネスと化していたこのゲームでしたが 今回のハンターは9連勝中のキャロラインであり 標的には6連勝中のマルチェロが選ばれることに...というストーリーです

製作費は 6億3200万ポンド
ロバート・シェクリイの短編「七番目の犠牲者」を基に映画化されました
1971年の『労働者階級は天国に入る』でパルム・ドールを受賞した エリオ・ペトリが監督をつとめました
『8 1/2』のマルチェロ・マストロヤンニと『007 ドクター・ノオ』のボンド・ガールとしても知られる ウルスラ・アンドレスが主演しています
日本での劇場公開は 本国から3年以上遅れた1969年になっています

どこか陽気でディストピアな映画内でメインテーマとして描かれる『ビッグハント』とは...2名の参加者がそれぞれ ハンター・標的という役割に分かれてお互いに殺し合うという 危険なサバイバルゲームです
参加者は ライセンスを取得した人々の中から コンピュータによって選ばれます
ゲームは合計10ラウンドで ハンターとして5回, 標的として5回のゲームを勝ち抜けば 莫大な富と名声を得ることが出来るルールになっています
映画内では 1勝だけだと1万ドルの賞金で 勝ち抜いた場合の賞金は100万ドルとされているようです
あらかじめ標的に関する様々な情報がハンター側に与えられますが 標的側には一切の情報が明かされません
つまり 標的側は圧倒的に不利な条件で戦うことになります


国や地域によって違ったルールがあり 例えばイタリアではバー,レストラン,教会での殺人が禁止される一方で 自由の国アメリカではこういった制限がありません
戦いの様子は一部がテレビ放映される上に 優秀な参加者にはスポンサーがつくため国際的な人気を獲得することできますが これまでに計10回勝ち抜いたのは15名だけしかいない とても過酷な条件です
さらに標的側は ハンターではない人を勘違いで仕留めてしまった場合 罪に問われることになります

本作品の特異な点は このような残酷な内容のゲームを描いているにもかかわらず  男女2人の駆け引きをシュールなコメディ的に描き どこか陽気でお洒落な雰囲気にまとめているところです
この映画の公開された1965年のSF映画と言えば ジャン=リュック・ゴダール監督のフランス映画『アルファヴィル』がありますが それぞれディストピアな未来を描きつつも 雰囲気は真逆です
熱心なSFファンであったエリオ・ペトリ監督は当初 原作に沿った暗い結末を予定していたといいます
そこへSFファンではないというプロデューサーのカルロ・ポンティが修正を要求
コメディ的なタッチにすることや 暗い結末の削除が提案されたそうで これが功を奏したのか 奇妙なバランス感を生みだしています
また 原作では男性が女性をハントする内容ですが 映画では逆の設定になっています

イタリア・フランス合作の映画ということもあって 例えばアメリカ映画とは明らかに違う どこか淡々としたクールな温度感で物語が描かれるのも素晴らしい点だと感じます
また あくまでこのゲームがメインテーマではありますが 他にも見どころがたくさんあります
近未来の細かいディストピア設定に加え 魅力的なセットデザインや音楽,キャラクター, 衣装,適度なお色気シーン...さらにサスペンス要素を含む物語まで 多角的に楽しむことができる内容です
特徴的な衣装はすべて ミニスカートを世界的に流行させたと言われるアンドレ・クレージュが担当したそうです

リメイクの話も何度か浮かびあがっているようですが 今のところ実現していません
しかし『デス・レース2000年』をはじめ リチャード・バックマンことスティーヴン・キング原作の映画『バトルランナー』にも通じるデスゲームを描く内容であり『オースティン・パワーズ』シリーズや『ハンガー・ゲーム』シリーズにも強い影響を与えたとされています

そんな 映画オリジナルのデスゲームを描いた映画としては元祖とも言える 本作品
奇妙な人間関係が独特の空気を作りだし 60年代の映画ながらも退屈することのない 素晴らしい内容の名作SF映画となっています


2.モーニング・パトロール(1987年)

英題:Morning Patrol 原題:Πρωινή Περίπολος

監督は ニコス・ニコライディス
ミステリアスな雰囲気が秀逸な ギリシャのSF映画です

舞台は終末後の世界
孤独で困惑した様子の女性は 無人となり 破壊された廃墟の街をさまよっていました
記憶喪失の彼女はここで何が起こったのか 住民がどこへ消えてしまったのかが分からず 疑問に思っています
また 彼女は自分の名前や家族のことさえほとんど覚えておらず どこへ向かえばいいのかも分かりません
街中を捜索しても何も見つからず 誰も助けることはできない状況の中で 過去の記憶が夢の形で現れはじめ 彼女に導きと希望を与える...というストーリーです

本作品では 音楽プロデューサーの経歴や前衛的な作風で知られる ニコス・ニコライディスが監督をつとめました
"朝の巡回"を意味する意味深なタイトルのこの映画で描かれるのは 崩壊した世界を ひとりの女性がひたすらに歩き続ける姿です
この世界にはほとんど人が存在しませんが タイトルと同じ"モーニングパトロール"と呼ばれる謎の集団がおり 彼らに見つかると殺されてしまう設定になっています
歩き続ける中で 徐々にかすかな風景が頭の中に浮かんでくる...そんな物語になっています
記憶喪失の女性が主人公名だけあって 崩壊した世界に関する説明はほとんどなく 視聴者が映像から想像していく部分が大きい映画です
危険な存在であるモーニングパトロール達に見つかってはいけない という緊張感の中で 町には車や自転車が乗り捨てられ 時には有刺鉄線を使った罠も張り巡らされています

舞台となる廃墟と化した世界ですが 電気は問題なく通っており 誰もいない町には電子音声が虚しく鳴り響いています
テレビでは1955年の『暴力団/ビッグ・コンボ』をはじめ さまざまな映画が流れています
なぜか映画館でも1946年の『ギルダ』が垂れ流されており これらはそれぞれフィルム・ノワールに類する映画で 何かを暗示しているようです
特に中盤からの展開は アンドレイ・タルコフスキー監督の『ストーカー』を彷彿させます

どうしても文字にすると難しそうな説明になってしまうのですが ミステリアスなシーンの連続でありながらも 映画としては難解ではないと感じます
全編がギリシャのアテネで撮影されたそうですが ロケーションもそれぞれ強い魅力的を放っていて 内容含め『ブレードランナー』的な側面があると思いました
全体的に怪しい雰囲気の音楽は シンプルで抑制されていながらも素晴らしく 一部の曲は 個人的に大好きなRPGゲーム『クロノトリガー』の魔王城で流れる曲のようでもあります

そんなこの映画に共通するところの多い雰囲気の作品として 押井守の『天使のたまご』が思い浮かびます
まるでアンビエント音楽を聴いているかのように 強く没入して観ることのできる 本作品
ミステリアスなこの映画自体が催眠術のようでもあり 哲学性をもった ギリシャの傑作SF映画となっています
※日本版はVHSのみ発売

3.The Man From Earth(2007年)

監督は リチャード・シェンクマン
世にも珍しい 特殊効果のない会話劇だけで表現された アメリカで生まれたSF映画です

主人公は とある大学を辞めて引っ越すことになった ジョン・オールドマン教授
ジョンの同僚である学者たち数名は 送別会として彼の家に集まり 別れを惜しんでいました
しかし比較的若いジョンの退職の理由ははっきりあせず そんなジョンに対して同僚たちは疑問を投げかけます
そして彼はおもむろに 自分が14000年前の旧石器時代に生まれ 今まで生き続けてきたことを明かす...というストーリーです

製作費は20万ドルという 超低予算
本作品は「ミクロの決死圏」の原案であるジェローム・ビクスビーが脚本をつとめ 彼にとって遺作となった映画です
彼はスタートレックシリーズのオリジナルドラマ「宇宙大作戦」の シーズン3の19話「6200歳の恋」の脚本をつとめており この時使われた長寿に関するテーマについて さらに突きつめたような内容になっているのが本作品です
彼はこの世を去る直前まで脚本の構想を続け 脚本のラストは 息子のエマーソン・ビグスビーに口頭で伝えたと言います

そんなこの映画では 低予算映画らしく1つの家だけを舞台にしており ほぼすべてが会話シーンになっています
人生観・宗教観を問われるような会話が続き SF的な特殊効果は一切登場しません
あくまで会話内容だけでSFを表現している 特異な映画なのです
コロンブスやゴッホ,ブッダなどへの言及にはじまり 旧約聖書から新約聖書の変遷...そしてイエス・キリストにまつわる衝撃の事実などが語られる 壮大なテーマの会話劇
とんでもないホラ話にもなり得る会話が繰り広げられながらも 登場人物がほとんど学者だからこそ成り立つ 知的好奇心を刺激するよう会話が交わされる内容になっています
個人的には無宗教者なので聖書についても詳しくありませんが キリスト教に対して挑戦的だと感じる内容だと感じる部分もありました

そんな今作の撮影は 1週間のリハーサルを経て わずか8日間で行われたと言います
似たような映画はあまり思い浮かびませんが 敢えて別映画に例えるならば 2001年の『光の旅人 K-PAX』でしょうか
テレビ映画的な質感の映像面には特に魅力はありませんが とにかく会話の内容に全振りしたような 稀有なSF映画だといえます

ちなみにこの映画は 限定的に劇場公開されたのと同じ年に ビットトレントというサイトで無断公開されました
この投稿者はDVDの購入や 製作者への寄付も推奨していたそうです
これが発端となって知名度や売上が想像以上に伸びたそうで プロデューサーのエリック・D・ウィルキンソンがアップロードした人物に対して 公に感謝の意を表明しています

続編として クラウドファンディングで資金調達をおこなった 2017年の「The Man from Earth: Holocene」も存在しており こちらは海賊版サイトで有名なパイレート・ベイにおいて リチャード・シェンクマン監督自身によってアップロードされたそうです
さらなる長編シリーズとしての構想があったようですが 現時点で実現されていません
また 監督のリチャード・シェンクマン自身によって 2012年には舞台化されています

そんな本作品は 個人的には観たことがない類の 会話劇で成立しているSF映画になっています
SFらしいガジェットや特殊効果もないため 決して万人受けはせず 賛否両論あるタイプの映画かと思います
日本版未公開の映画ではありますが 気になる方はぜひ探して観てください


4.夢の涯てまでも ディレクターズカット版(1991年)

原題:Bis ans Ende der Welt

監督は ヴィム・ヴェンダース
おそろしいほどの長尺で描かれる ドイツ・フランス・オーストラリア合作の ロードムービーSF映画です
なぜ【ディレクターズカット版】までタイトルに含めているのかは 後ほど紹介させていただく話からご想像いただければ幸いです

舞台は1999年
周回軌道上にあるインドの核衛星の墜落が予測されたことにより 世界は不安に包まれます
とある理由で傷心のクレアは ボーイフレンドだった作家のユージーンを置いてヴェネツィアから車で旅に出ましたが その途中で CIAに追われているトレヴァーという男と出会います
一度はトレヴァーと別れたものの なぜか彼のことが気になってしまったため 元恋人となったユージーンや探偵と共に彼を追い さまざまな国を転々としていく...というストーリーです

製作費は 2300万ドル
キャッチコピーは「1999年 冬、禁断の世界に堕ちてゆく。」
2023年には『PERFECT DAYS』も公開された ドイツのヴィム・ヴェンダース監督によるSF映画です
『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』のウィリアム・ハートや『イベント・ホライゾン』のサム・ニールも出演しています
11か国4大陸をまたいで撮影が行われたとされ およそ14年の歳月を費やして制作されました


作中では 自由気ままに行動する1人の女性が さまざまな男性を戸惑わせながら旅をしていく物語が 元恋人である作家の記述という形式で語られていきます
SF映画としてはなんとも珍しい サイバーパンク要素を含んだロードムービーの物語であり 世界の国々を転々としながら展開されていきます
脚本には 主演のソルヴェーグ・ドマルタンも関わったそうで 旅の中では日本も訪れることになり 東京や箱根のシーンも登場します

大きな見どころとしては 長い旅を描く物語はもちろん セットデザインや撮影ロケーション そして小道具などのデザインです
それぞれがユニークで素晴らしく レトロな未来のイメージが魅力的に描写されています
日本のSONYやシャープなども製作に協力したという 怪しい近未来の機械が多数登場しますが それぞれ個性が爆発しています
奇妙な音声の流れるカーナビや カード払い専用セルフレジといった限られた用途のものまで それぞれこだわって作られていたのが分かる 高い完成度です
そんな中には日本にはない"公衆テレビ電話"も存在し 留守番電話のような映像も設定可能のようです
そして お茶目なキャラクターが画面に映しだされる 高性能人探しデバイスの"ベア"は 一番印象的です


これは"指定した人物が所持するクレジットカードや旅券などを自動感知できる "という恐ろしい性能をもちながら かわいい熊のキャラクターをモチーフにしている よく分からない機械です
また 物語の中で一番重要なのは まるで「ブレインストーム」に登場するような記憶デバイスであり 視覚情報だけでなく 脳にインプットされた感覚をスキャンできる機能をもちます
この機械をめぐる物語は 終盤でサイバーパンクな方向へと展開され 驚きのラストを迎えるのです

そんな不思議な近未来デバイス達だけでなく 映像も注目ポイントです
1977年頃から構想されたこの映画では 当時の最先端映像技術であった"ハイビジョン"を用いて NHKやソニーなども映像面で製作に関わっています
最も印象に残る 終盤の『夢の映像』を表現するために "画像を早送りで記録して それを通常速度に戻す"作業などによって意図的に歪め 奇妙な視覚効果を生みだしたとされます
終盤で登場するこの映像は いま観ても驚くような 芸術的表現になっています

そのほかにも 音楽面では 数多くのアーティストが新曲を書きおろして提供しており U2の主題歌をはじめ トーキングヘッズ,ルー・リード,R.E.M.,エルヴィス・コステロなど そうそうたる面子が参加しています
これらの音楽は 監督自身が仲の良いミュージシャン約20組に"10年後に自分たちが作るであろう音楽"を想像した上での作曲を依頼
この際にオファーを断ったミュージシャンはほとんどいなかったため 受け取った曲があまりにも多かったそうです
これらをすべて映画内で使用するという目的もあり 異常に長い長編映画を作る決断の要因にもなったそうです

11もの国々をまたいだ撮影が行われたといいますが 元々映画の構想の要因になったという オーストラリアでの撮影が大部分を占めています
比較的低予算で映画を撮ってきたヴィム・ヴェンダース監督にとって 2300万ドルという製作費は それまでに制作した映画のすべてを合わせるよりも大きかったといいます
映画内だけでも ヴェネツィア→パリ→ベルリン→リスボン→モスクワ→北京→東京→サンフランシスコ→オーストラリアという9か国の都市が登場...果たして こんなにもワールドワイドな映画が他にあるのでしょうか

ちなみに この映画は多くのバージョンが存在しますが 最短でも158分あり 【ディレクターズカット版】は287分という 驚異の長尺となっています
映画公開当時はワーナーブラザーズとの契約上の問題で どうしても2時間30分以内の尺に収めなくてはならなかったといいます
しかし これは編集作業の時点で不可能であることが明白だったため 契約に関する交渉をプロデューサーなどと行いましたが これが覆されることはなかったといいます
そこでヴィム・ヴェンダース監督は自費を費やし 長年付き合いのある編集者であるピーター・プリゴッダに協力を仰ぎ まずラフ編集として20時間のバージョンを製作します
ここにさらなる編集を加えていき 計8時間の2部作として整え 2本の映画としてのリリースを交渉します
案の定これも断られ この後つくった6時間の尺のバージョンがノヴェライズされ 日本で出版されています

結局最初に上映されたのは なぜか2時間30分を少しオーバーした 158分という"短い"尺の【アメリカ劇場公開版】と呼ばれるバージョンでした
大幅なカットを余儀なくされたため カットされた部分の一部はナレーションで補われています
このバージョンは 監督自身がダイジェスト版と称すような 薄い内容になってしまいました
大幅に短縮された映画ということで 日本でも一部観客からは不満も巻き起こり 1993年には179分の【ヨーロッパ公開版】が再公開
さらにこの年に ヴェンダース監督は テレビミニシリーズとしての放送を前提にした【5時間版】の編集に着手し このバージョンは3部構成に切り分けられます
これはイギリスなどの一部で公開されたあと ワーナーブラザーズが権利をもつアメリカ以外の国でDVD化されました
翌年1994年には【夢の涯てまでも〈特別版〉】ということで レーザーディスクがリリースされます
このバージョンは日本でしか発売されなかったため 海外からもこのバージョンを求める声が上がり 本作品の再評価の一因ともなったそうです

そして20年以上の長い時を経て フランス国立映画センターの協力を得たという【ディレクターズカット版】が実現することになります
2015年に公開されたこの【ディレクターズカット版】では 3部構成ではなく2部構成に戻した上で【アメリカ劇場版】に比べると倍近い長さの 287分という長尺が実現
映像はオリジナルのカメラネガから4Kの高解像度で作成され 復元作業が施されたといいます
音声も元の35mm磁気トラックからリマスターされた上で すべての工程がヴェンダース監督の確認を得て行われたものだったそうです
こうして 通常の映画とは違った感触であり ドキュメンタリーのような深みをもった SFロードムービーのストーリーが描かれているのです
この【ディレクターズカット版】をもって『夢の涯てまでも』をめぐる長い編集の歴史は終わりを迎え 一応の完結となっています
もっとも 元々20時間の尺だったということもあって この【ディレクターズカット版】のバージョンでさえ 本来の4分の1程度の尺ではあるのですが...

そんな本作品は 不完全な内容になってしまった劇場公開版の影響なのか 日本でも良い評判はあまり聞こえてこない印象ですが 個人的には名作といっていい素晴らしい内容だと感じます
もしこの映画を観る方は 相当な覚悟を要する長尺ですが U-NEXTにもある287分のディレクターズカット版を強くおすすめしたいです

長々と説明してしまいましたが...世にも珍しい ロードムービーとSFを掛け合わせた本作品は 技術革新がもたらす結末を予言するような内容でもあります
ヴィム・ヴェンダース監督自身が"究極のロードムービー"と称したという話もあり さまざまな人生が交錯するような 素晴らしいSF映画となっています


あとがき

今回は「本当は誰にも教えたくない名作・傑作SF映画」というテーマでのSF映画紹介でした
今回の4作品は国もジャンルもバラバラですが これまで一度も紹介してきていない 厳選した傑作SF映画となっていますので 気になる方はぜひご覧になってください

また みなさんにとっても そんなとっておきのSF映画があれば ぜひ教えていただければ幸いです
最後までご覧いただき ありがとうございました

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