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書店振興プロジェクトチームさんへ
書店じゃなくてうちは「本屋」だし、販売もしてないけれど。当店も地域の文化拠点として読書イベントやギャラリー運営してますよ!と経済産業省さんへ無駄に叫んでみた話。(届くことはないでしょうが・・)
全国市区町村のうち「地域に書店が一つもない無書店自治体はおよそ4分の1にのぼる」中で、経済産業省が大臣直属の「書店振興プロジェクトチーム」を5日設置、初の本格的支援へ。書店は本や雑誌を売ることを通し「地域文化を振興する重要拠点と位置づける」
そんなニュースに「期待感」と「ようやく問題を認識してくれたか」という複雑な思いを抱く「本屋」の私なんですが。
うん。正直、都市部に住んでいるといまだに通勤とか昼休みとかの『ちょっとした余裕時間』や、自宅からの徒歩圏に普通に書店があって、フラッと本が買える環境がいまだに「当たり前にある」のだけれど。地域に書店が一つもない環境の方からすれば、本当に贅沢なんだろうな・・と、『文化インフラの格差』は想像できるわけだし。
まあ、とはいえ。フリペ屋のうちの場合は当然に「国の支援対象」からは外れてしまうだろうけど、それはそれとして(笑)国が書店業界の方に「地域文化を振興する重要拠点と位置づける」と、あらためてお墨付きを与えてくれたのも良いのではないかと思っている。
ただ、お役人の懐自体は痛まない、国民の税金を使った「支援」が一部の方と”また”「ズブズブ」になったり、あるいは有効性のない「スカスカ」な内容になったりしなければ良いのだけれど・・と「ちゃんと検証されるのかな?」と不安も感じたり。(個人的には『地域おこし協力隊』や『移住促進』とうまくセット連携したら?とは思うけど)
さて。どうなりますか。
本の関わる業界、センターから離れたマージナル。「境界線上」でリアル、バーチャルで漂いながら読書会はもちろん、映画やアートを発信している当店としては、複雑な感情を持ちながら眺めることにします。