エネルギーと情熱の代わりになるものなど存在しない【本:CEOから高校生への96通の手紙】
たくさんの人々が、好き勝手言ってくる世の中だし、言っていることがすべて全うに聞こえるかもしれないけれど、とりあえず自分の直感に従って、10年かかっても、30年かかっても、どれだけ小さなことでも、「続ける」こと。続けられる何かを見つけること、それだけは「ハッピーな人生」を送る為に言えるような気がする。
・CEOのほとんどの人が恵まれた家庭環境の出身というわけでも、学業優秀でもなかった。ただ、読書欲は旺盛だった。
・Do what you love and love what you do.
・成功するもっとも大きなチャンスを持つ人は、勤勉で、自分のしていることを心から楽しんでいる人だ。そして、そのことに責任を持っている人だ。エネルギーと情熱の代わりになるものなど存在しない。
・いつでも最高のものを目指しなさい。あなたが目指すのは勝利だけ。決して諦めないこと。
・働く場所を慎重に選びなさい。立場や方針について納得でき、完全に自分自身を捧げられるような会社で働くようにしなさい。
・人は、自分のしていることを真剣に考えている人に従うものだ。リーダーはまず自分に情熱があるということを、周りの人に示さなければならない。
・自分自身に忠実であること。第一に、あなたは何が得意だろう?第二に、本当にやりたいことは何だろう?この2つの条件を本当に満たす何かを見つけたら、それに向かって進んでいきなさい。
・私はいつも、新しい挑戦に立ち向かい、チャンスをつかむ自分の能力を信じている。なにしろ、決意をした時点では、先の見通しについてはぼんやりとしかわかっていなかったのだから。
・強固な責任感と自立心を身につけなさい。そして、毎朝自分を奮い立たせる術を学びなさい。
・良い仕事をすること、すなわち自分にとって本当に意味があり、他人の助けになる仕事をすることであるべきだ。
・ユーモアのセンス:私は自分についてあまりくそ真面目に考えない。そして、しばしば、一歩離れた観察者として自分自身と世界を眺める。
・共感力:私は、相手の耳で話を聞き、相手の目で物事を眺めるよう心掛けている。
・いつもすべてに目を配っていたこと。いつも経済と政治と法律と歴史のバランスを取れていたこと。
・成功している人とは、人生のすべての面で満足感を覚えている人、そして自分の労力と時間を注ぐ価値のある仕事に、最前を尽くして取り組んでいる人だということ。
・リーダーがリーダーになるのは、人々がその人物についていきたいと思うから。尊敬と敬意をもって、人に接しなければならない。また、リーダーの目指す方向がわかっていなければ、誰もついていかないだろう。
・人は、自分が重要な存在だと感じさせてくれない人には従わない。それぞれの役割を理解してもらい、そしてその役割の重要性も理解してもらうことが、とても大切だ。
・リーダーは、言葉ではなく、自らの行動によって人々を導く。
・リーダーは、未来の予言者になる必要はない。しかし、ビジョンを持つことは絶対に必要だ。ビジョン、夢、リスク、チャンス。
・リスクについて、私はよく大学を出て服のセールスをしていたときに、結局これは自分の目指すキャリアではないと決心した経験の話をする。私は転職を決め、まったくの未知の分野のビジネスに挑戦するというリスクを冒した。
・若いうちから目標を決めておくのはいいことだが、若い時期を楽しむことは、それよりももっと大切だ。将来へのアイデアや目標ばかりにとらわれて、若い時期を台無しにしてはいけない。
・人生の成功を採取的に決める要素は、経済的に成功したかどうかではなく、自分より恵まれていない人々を助けるために、何らかの方法で貢献したかどうか、地域社会や国に仕えたかどうかだ。
・真のリーダーは、物事を楽観視しない。彼らは、他の人が経験している問題に耳を傾けることができ、他の人が見ているように世界を見ることができる。それよりもさらに大切なのは、彼らが自分の属する地域社会にすすんで参加し、そこをよりよい場所にしようと努力していることだ。偉大なCEOたちは文化の多様性を積極的に受け入れ、閉じられた自分だけの小さな世界を超えてより大きなアイデアを追及し、そして他の人が繁栄できるような環境を促進する。そして、彼らがそうするのは、ただ単に、それが正しいことだからだ。
・人を信じなさい。
・自分の行動が、自分の仕事だけではなく、組織全体の機能にどのように影響するかについて、理解していなければならない。それは喩えて言うなら、森と木を同時に見る能力のようなものだ。
・多様性を大切にすること。人の違いに対してオープンになること。性別、人種、民族的起源の違いだけでなく、アイデアや、問題と向き合う姿勢の多様性も受け入れる。
・成功とは、与えることでもあると考える。
・私は人の力を信じている。そして彼らは、手順よりも原則を、戦術よりも戦略を、そして不足よりも理由を与えられたときのほうが、能力を発揮する。
・自分よりも恵まれない人を助けなさい。すぐにでもコミュニティに積極的に関わり、どうすれば他の人の人生をよい方向に変えられるかを考えなさい。
・人は、手に入れるものによって生計を立て、与えるものによって人生を築く。
・一緒に働く人たちが情熱をもってリーダーの育成を心掛けている職場を見つけて、そこで遠慮のないコーチングやフィードバックを日々与え続けてくれるような師を探し求めなさい。
・頑固とした価値観を持っていて、それを基準にして決断を下すこと。自分の価値観を明確に表現し、それを頻繁に他の人たちに伝えること。
・現実を直視すること。あるがままの姿を見ること。
・変化を歓迎すること。変化を脅威ではなくチャンスとみなし、それらを自分の利益になるように利用する独創的な方法を考えだすこと。
・他のリーダーを育てること。そして、自分のリーダーシップの真価が問われるのは、自分がいなくなった後のことだと認識すること。
・自分の職業と私生活で成功するには、教育と継続的な学習を主要な目標のひとつにしなければならない。仕事の経験は、CEOになるうえで欠かせない。そしてその経験は、さまざまな分野にまたがっている必要がある。財政、人事、ガバメント・リレーション、PR、国際ビジネスなどの知識だ。
・仕事、遊び、勉強、宗教的な活動、そして健康の間でバランスをとる
・CEOになるのにもっとも欠かせない資質は、不屈の精神だ。才能がありながら成功できなかった人物など、山ほどいる。
・国際的な教養と、そして少なくとも数年の海外経験が必要だ。それによって、さまざまな文化と、現在の世界化されたビジネスがどのように機能しているか、特に違う文化背景を持つ人々の間でどのように機能しているかが、理解できるようになる。
・人生経験を積むチャンスを逃さず、それを丸ごと自分の糧にしなさい。旅行をしなさい。たくさんの人に会いなさい。とにかくすべてのことに挑戦しなさい。
・常に学び、空白を埋めるようと努力をしている。
・逆境にどう立ち向かうか、予期していなかった状況をどう対処するか、そしてなによりも、他の人々にどう接するかということは、リーダーシップのもっとも大切な側面だ。
・KNOW WHAT YOU DON’T KNOW
・自分自身を知りなさい。自分の長所と才能を生かすことに重点を置き、苦手な分野は人に任せることを学ぶ。
・良い教育を受けることと、生涯をかけて積極的に学ぼうとする姿勢。世界は絶え間なく変化していて、その変化のスピードは幾何級数的に増している。いつでも学び、変化し、そして成長していかなくてはならない。
・自分の状況や周りの世界を「距離を置いた観察者」として見ることができる。物事を包括的に、大局を眺めることによって、自分の存在がいかに小さいかを知ることができる。やっぱり、軍隊で学ぶリーダーシップ観が、企業の重役になるときに活かされていることが多いと思う。海軍の文化はとても規律に厳しい。米国海軍アカデミー。
「そこで教わったことは、たとえば目の前の任務にもっとも適した人材を見つけること、そして彼らに責任を課すだけではなく、任務を完了するのに必要な権限とリソースを与え、結果に責任があることを明確に伝え、任務をつうじて彼らをサポートし、励ますこと。」