『ベトナム・カントーの1泊2日カラフル女子旅モデルツアー!』カントーの主要観光地を全部周っちゃおう企画
ベトナム南部のメコンデルタ最大の都市カントーには、異国情緒溢れる水上マーケットから多様な花々が咲き誇る果樹園、リゾートホテル、インドシナ半島の建築美、活気に満ちたナイトマーケット等、観光場所が盛りだくさん!
まだまだほとんどの日本人に知られていないこの土地の、1泊2日のモデルコースをご紹介します。(モデル:同僚)なお、メコンデルタ地域は年間平均30度の熱帯気候(乾季と雨季)なので、時間と体力に余裕をもって観光をされることをオススメします!(水は常時必須、そしてノンラー(ラタニアの木の葉でできたベトナムの伝統的な帽子)は何気にいろいろ力を発揮してくれます)
※今回のモデルコースでは、ベトナム北部の旅行者が、南部カントーへ1泊2日の旅に出る、という想定で実施。曇り空が続くハノイの人々にとって、メコンデルタの乾季の晴天が続く空は、時に羨ましがられる要素です。
1日目
1.カントー国際空港に到着!
カントー国際空港は、市内から車で約15分の場所にある新しくてキレイな空港でハノイ、ダナン、ハイフォン、クイニョン、コンダオ島、フーコック島などと交通を結ぶメコンデルタの拠点です。この茶褐色の光景がまた、南国情緒を醸し出す。
2階の出発ゲートには、世界地図とメッセージが!カフェも常設。初めてカントー国際空港に降り立ったベトナムの他の地域に住む日本人から、よくコンパクトでキレイと言われるデザイン。
1階の到着ゲートには、観光情報センターが新しく設置されているので、ここでカントー市内の情報をゲット。
受付の方に主要観光地を案内してもらい、いざ、旅へ!
※撮影用の観光局の車で移動。現在、カントー国際空港から市内までは、バス、タクシー、バイクが主要手段。バスはまだ本数が少ないので、タクシー利用をオススメします。
2.南国の楽園 Can Tho Ecolodge へ
Can Tho Ecolodge は、カントー市内中心部から車で20分程の場所にある熱帯気候の楽園。カントー市の素敵なところは、市内と自然環境が近いこと。
※旅情緒溢れる写真の撮影の為、同僚にもキャリーケースをひいて歩いてもらいましたが、実際は当然ホテルの方が迎えに来てくれます。(ちなみに、ベトナム人女性は日焼けと歩くことをとことん嫌う為、必死で撮影しました・・・が、後からめっちゃ気に入っていた写真)
周辺は熱帯植物に囲まれ、その中央にプールが。
Eco Lodge にチェックイン!という、撮影。スタッフの方に、「チェックインの風景の写真撮影を行ってよいですか」と聞くと、髪を整えていた彼。バッチリきめて、鍵を渡すまでの、素敵な演技をありがとうございます。でも、本当にこんな感じ。
笑顔が素敵な女性からウェルカムドリンクが!
各部屋にはテラスがついていて、読書や写真撮影に最適。ただ、やっぱり昼間は暑いので、早朝か夕方以降がオススメ。
自転車のレンタル(無料)を行っていて、Eco Lodge 内や周辺地域の散策が可能。VIVA 南国!
2階にあるレストランにて、ランチを。外は暑いけれど、解放感があって、時折ふく風が心地よい。屋内ももちろんあります。
バナナの皮やナッツを多く使った野菜。サッパリした味付けがまた、食欲を注ぐ。
3.文化遺産の Binh Thuy 寺
Can Tho Ecolodge で数時間休んでから、15時頃にいざ出発。車を走らせること約30分、Binh Thuy 地区に到着します。こちらのお寺は、もともと村の神を祀るために建てられ、1989年に国指定の歴史文化遺産として登録されました。
真っ黄色の建築様式が栄える。完全にモデル気分の同僚。・・・あ、モデルか。
お寺の中に入る際は、靴を脱ぐのを忘れずに!
いつ行っても、庭園には花々が咲き誇っています。こちらのお寺では1年に2度、大規模な地元のお祭り(Ha Dien祭りとThuong Dien祭り)が開催されていて、前者は収穫の始まり時期(旧暦の4月12日~14日)のお祭り、後者は収穫の終わり時期(旧暦の12月14日~15日)のお祭りです。
4.フランス映画の舞台 Binh Thuy 旧家
Binh Thuy 寺から車で3分程の近所にある Binh Thuy 旧家。これぞ、建築美。中国、フランス、ベトナムの文化と装飾の融合です。
中へ入りますよ~!
ここは、フランス映画『愛人』の舞台としても知られる場所で、フランス人のメコンデルタ訪問者なら誰でも知っている(はず)観光地。コアな人々は、サデックを始めとして他のメコンデルタの各省の映画のロケ地を巡っています。
中は中国様式。輝く装飾の数々。この旧家の奥には、今でもご家族が住んでいらっしゃり、タイミングが良ければ旧家の案内もして下さる。(ただ、ベトナム語で、英語はほとんど話されない為、必要な場合はガイドツアーに参加することをオススメします)
5.川沿いの風に吹かれる Sao Hom レストラン
Binh Thuy 地区の2か所を周った後は、車で20分ほど走り、カントー市内へ。こちらのレストランは、カントー市場の中にあり、川沿いの景色と心地よい風が素敵。
南部名物のバインセオ(ベトナム風お好み焼き・・・とよく言われているけれど、海鮮やもやし等を薄い卵の皮で包んだもので、それをまた様々な種類の葉っぱで包んで食べます)は、こちらでも提供されているので、是非ご賞味あれ。
Sao Hom レストランが併設されている Ancient Market で買い物も!
6.活気溢れる飲食ナイトマーケット
カントーの Ancient Market と離接するナイトマーケット。こちらは主に飲食店の屋台が立ち並び、地元の若者で毎晩賑わっています。
ここにバイクを寄せ、近くの埠頭にあるベンチで食べるという幸せな時間。
路面店の中でも、特におすすめはこの Xôi Gà (鶏おこわ)!
夜ご飯は、この鶏おこわとチェー(甘く煮た豆類や芋類、寒天や果物などを合わせて食べる伝統的なデザート)で大満足!
7.地元の人々の憩いの場 ニンキエウ埠頭
Ninh Kieu 埠頭は川沿いにホーおじさんの像やベンチが多く並び、歩行者専用の橋もある為、みんなここで思い思いに過ごしている。また、ディナークルーズ(高級なイメージではなく、地元の人々が船上でダンスやカラオケを楽しむ賑やかな感じ・・)もあるので、時間に余裕があるときは是非!
1日お疲れ様でした!カントーの朝は、水上マーケットに参加するために早いので、1日目は早くホテルへ帰りましょう。
2日目
1.異国情緒溢れるカイラン水上マーケット
Can Tho Eco Lodge には専用の埠頭があり、事前に予約すると船を手配してくれるので、約10分で行けるのです!(水上マーケットは朝6時頃~7時頃が一番活気がある為、Can Tho Eco Lodge の場合は朝6時半頃に出発)
メコンデルタには、現在8か所の水上マーケットがあると言われていて、その中で一番大きい規模の水上マーケットがこのカイラン水上マーケット。今でも300~400隻の船が売買をするために行き交っています。
なんだか、福岡の屋台を思い出しながら、それが水上に浮かんでいて出来立ての麺を提供してくれる。この価値は本当に大きいと感じながら。
ベトナム南部名物の Hủ Tiếu フーティウ!
個人的にお気に入りの本『ベトナムごはん』を小道具に、水上マーケットで読んでもらいました笑 写真に写っているココナッツジュースも船上で販売されています。
朝食のフーティウを頂いた後は、しばし船に揺られ、水上観光。その後、パイナップルを販売している船を発見!商人が手先器用にパイナップルを切ってくれて、食べやすいサイズで提供してくれる。
フーティウ工房の入り口前まで小型船で到着。
2.体験可能!フーティウ(南部の麺)工房
水上マーケットへのツアーに一緒に含まれることが多い、この工房では、オーナー家族の Sáu Hoài さん始め、南部特有の麺の制作工程を見るだけじゃなく、実際に体験させてくれる場所です。
薄い皮を乾かすために一枚ずつ乗せていく。
乾燥させた後の皮は、こちらの機械を使ってスライスされる。全ての麺を上手く掴む作業は、簡単そうに見えて実は難しい・・・。
ドラゴンフルーツ等、主に果物を使い色をつける。見た目も味も色鮮やか。
ここで作られているのは、水上マーケットで食べたフーティウの麺を揚げて、ピザのような見た目のフーティウピザ!ケチャップやチリをつけて食べるという、斬新な、スナックのような食です。
3.チョコレートの旅 カカオ農園
そして最後は、チョコレートの旅へ!こちらのカカオ農園は、ベトナム初の家族経営のオーガニックカカオ農園で、約2000本のカカオツリーを所有する。
カカオ農園の中央にある、試食や試飲スペース。ここで、歴史や製造過程などオーナーさんが時間あるときに説明してくれる。
カカオの実は、水分が豊富で果物を食べている感じ。
ホットコーヒー!
訪れた際は、カカオのシーズンではなかったので、ほとんどのカカオの実は既に収穫されていたけれど、収穫前には、以下のようなカカオの実を大量に見ることができます。
・・・という、盛沢山な1泊2日の旅!Can Tho Ecolodge のチェックアウト時間は12時なので、少しゆっくりできます。是非、カラフルなメコンデルタの旅をお楽しみください!
※急遽お店が閉まったり、時間が変更になることもあるので、公式フェイスブックページやお電話でのご確認をお願いします。(とはいえ、電話は日本人にとってはハードルが高いので、ベトナムに多いフェイスブックのページのフォローとメッセンジャーでのやりとりが良いかもしれません)
カントー観光局公式サイト(英語):https://canthotourism.vn/en/home