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【すぐやる脳】を読んで
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菅原通仁さんのすぐやる脳を読みました。
↑読み切る前に書いた2つのnoteでも触れています。
わたしはすぐやることが苦手で
学生時代から宿題は後回しにしてきました。
なんならやらずに平気で学校へ行けるタイプ。
まあそんな能天気なところも大人になれば「わたしメンタルつよつよでよかったな」と思えるんですが、
当時はやっぱりきちんとした人に憧れていました。もしもやり直せるならば毎日きちんと宿題をやりたいです。当たり前すぎ。
でもそんな人こそが必要とする本なわけです。
ものすごく重要なこと(仕事とか)やお金が関わることはすぐやれる。
でも【やりたいけれど重要でないこと】は後回し。
このnoteだってはじめから
片付け片付け言ってますが一向に片付いていません。
それは一時的に大掃除や断捨離が出来たとしても
日常の家事、洗濯を畳んでしまうとか子どものおたよりの返事を出す、郵便物を開封するとか。そんな些細なことはすぐにやれずに後回しにするから、てんやわんやしているうちに片付けた箇所がまた元通りになって、元通りになっていると思いつつもさらにそれも後回しにしてしまうからです。
著者の菅原さんは脳神経外科医。
脳科学に基づいて解説がされています。
わたしは身近な人からアドバイスしてもらっても右から左でスルーしてしまうことが多い。
でも論文や実験、統計を読んでから説明を聞くとすんなり入ってくるんですね。素直じゃないな。
そんなつもりはなくても学歴や肩書きに弱いのでしょう。だからこそ本を読むべきなんですが。
(賢くて口がうまい人からの詐欺に気をつけた方が良さそう)
なのでそういう人(先生の意見なら聞きますけど。の人)にもおすすめです。
この本では主にドーパミンについて。
どんな時にドーパミンが出るのかなどの仕組みや、すぐにやることが出来るようにそれらの利用の仕方。そしてすぐ出来ないのは何故かという前提が書かれています。
認知の歪みの話もありました。
認知の歪みとは、物事の捉え方や考え方がアンバランスになり、自分を苦しめやすくなる状態を指します。思考の癖の一種で、自分の経験や信念、感情によって、同じ状況や事実でも異なる見方をすることで起こります。
わたしもそうだなと思って、
「汚い実家で育ったから片付けられるわけがない」
「夫が家に全然いないから子どもに怒ってしまうのも仕方ない」
出来ていることよりも出来ないことを大きく捉えてしまったり、
証拠がないことを決めつけたり、レッテル貼りをしてしまっています。
わたしは全てのことに対してではないのですが、過去の経験からわたしの場合片付けや育児においては認知が歪んでしまうということでしょう。
まず大事なのは自分を信じる、自己暗示をかけていくこと。
わたしは片付けに関して自分を信じていなかった。これはもう完全に正です。自覚があります。
自己暗示。これもおそらく身近な人や一般のインフルエンサーの方が書いていたものを読んでいたらやらなかったと思いますが(我ながら本当嫌なやつだしこれこそ認知の歪み!)
脳神経外科医の先生が言ってるんだからやってみようと。これも実験の結果が先に書いてあるので斜に構えたわたしでもやろうと思えました。
「大丈夫大丈夫。絶対出来る。」
「わたしはますます良くなっている」と
声に出して自己暗示をかける。これはとても効果がありました。リラックスしている時にやるといいそうです。やるとメジャーリーガーにでもなれたような気分になれますし、本当に力が湧きました。自己暗示をかけていると3歳の娘が心配そうに抱きついてくれるのが我が家のルーティン化しています。娘かわいい。
そばにいた夫は素直なので
影響されて「やれる。やれる。」とブツブツ言いながら仕事に向かいました。やっぱりそのタイプの人が伸びるだろうなと思います。見習わなければ。
おそらく本の中で重要な言葉の上位に入る言葉ではないと思うのですが
「ものが多い家に住んでいる人は老けるのが早い」
という言葉がわたしには1番刺さりました。グサグサと。
その章を読み終えてすぐに本を閉じリビングを片付けました。
老けたくないという強い気持ちを何度も思い出して片付けます。
本では他にも続けることや怒りに対しても触れていました。わたしに必要なことがたくさん。
わたしの「やらない脳」は頑固なので
何度も何度も読み返して叩き直していきたいと思います。
是非読んでみてください。