森保JAPAN...好き?
お疲れ様です。テストに邁進する毎日ですが、緊急でnoteを投稿。
1/19(金)に行われた、アジアカップ、日本対イラク戦。ご覧になられたでしょうか。
結果は1-2。内容は完敗。サッカー好きのみなさんにとっては、悔しい夜を迎えることとなってしまいましたね。
私は熱狂的なサッカーファンではないし専門家でもない。なのにとても偉そうに語る。でも今回は、テレビで見ながらやるせない気持ちを抱いてしまったので、予定を変更して急遽書いています。許してください。。
快進撃をみせていた森保JAPAN
W杯で悔し涙を飲んだサムライブルー。それからというものの、親善試合では破竹の勢いを見せてきました、強豪ドイツとの再戦にも勝利、国際Aマッチ9連勝。FIFAランクは17位と名実ともに強豪の仲間入りを果たしました。
私はすべての親善試合をリアルタイムで観ることはできず、主にハイライトで確認したまでなので、あまり忠実な感想は言えません。が、結果を残すべき選手がしっかりと躍動し、新しい風も感じたといったところでしょう。
ハイライトでしか観てないけど、森保監督も少しは変わったのかな?じゃないとこんなに結果出ないよね…。なんて思ってました。もし、偶然による勢いならば、少し心配だなと。
まーでもさすがにアジアカップ、圧倒的優勝候補には変わりないし、ましてやグループリーグは危なげなく突破してほしいよね。
思い出す過去の失敗
イラク戦を観て、今までの試合を思い出された方もいるでしょう。「相変わらず森保さんだなー」って思う方も。私には、過去のある2試合を思い出させました。
1つは、前回のアジアカップ決勝。対カタール。思い出せば、この時もW杯後、親善試合で勢いづいていたような…。開始早々に先制され、前半のうちに追加点。後半には息を吹き返して1点返すも、終了間際にダメ押し。今回のイラク戦とめちゃくちゃ似てますね。
もう1つは、カタールW杯でのコスタリカ戦。ドイツ、スペインという超強豪に挟まれた日本は、コスタリカでターンオーバーを図ろうとします。すでにドイツに勝利していた日本。コスタリカには勝てるだろう、と思われていたが、そうでないのが森保JAPAN。結果は0-1で敗戦。
結果は出ているものの…
たしかに、アジアカップ準優勝、W杯ではドイツ、スペインという格上に勝利し、ベスト16。結果は出ているのかもしれません。しかし、その内容に満足いってない方もいるでしょう。
上記の2試合。日本の方が選手の質は高い。うまくいけば横綱相撲だってできる。しかし、日本は全く波に乗れず、崩しきれなかった。
日本は向かってくる相手に非常に弱い。選手の質で圧倒的な場合はそうではないが、カタール、イラク、コスタリカともなると簡単にはいきません。森保監督は「選手の特性を生かし、ボールがつながる配置と戦術を整える」ことがどうも苦手のように感じます。メンタリティーに頼りすぎというか、選手の特性を考えたうえでの戦術の浸透をしているのでしょうか。
イラク戦、本来トップ下・シャドーから飛び出す、ライン間でターンするのが得意な南野選手を左サイドに。ボール保持時にサイドからバイタルエリアに顔を出す役割なら問題ないですが、左サイドバックは守備的な伊藤選手。なかなかサイドのボールを受けやすい位置に人が現れず、結果左は機能不全に。
また、右サイドにはタッチライン際で仕掛けるのが得意な伊東選手。しかし、相方もサイドの高い位置で攻撃参加が得意な菅原選手。こちらも機能せず。結果ボールを保持しても、サイドに揺さぶることができず、チャンスができる雰囲気もなく。
他にも、トップの浅野選手は裏抜けしたいタイプなので、南野選手とは相性が悪い…、後半から右に久保選手、左に伊東選手でボールが回せる配置になったのにすぐ変わった…、優れたポジショニングと打開による圧倒的な個人解決力を持つ久保選手を交代…など。おまけに最後は中村選手でなく、前田選手を左サイドに。
森保監督は「足が速い」とか、「フィジカルが強い」などの能力を重要視しているようですね。判断力やサッカーIQで勝負する古橋選手や旗手選手は不遇されがちですし、久保選手なんかもすごくやりずらそうです。
偶然を許し続けた功罪
ではなぜ強豪には勝てるのか。それは相手がボールを保持してくれるから。日本は一発カウンター狙い、捨て身のリアクションサッカーをすればいい。この方が、戦術関係なく選手の個人力が生かされます。それに加え、森保監督のマネジメント、日本の選手たちの精神力は目を見張るものがあります。選手の質だけでなく配置や準備力に優れたドイツ、スペインも、不運だったとしかいいようがないです(その2ヶ国は質、戦術ともに素晴らしいが、本番の対応力が不足していたような…)。
結果が出た森保監督が続投というのは自然な流れ。でも内容を省みて、より高みを目指したかというと、そうではないように感じます。結局サッカーの中身というのは変わっていないのです。
中身が変わらないままW杯で結果が出てしまったため、「選手の特性を生かし、ボールがつながる配置と戦術を整える」に着手することがなかったともいえるでしょう。W杯以前からこの問題点に気付ていた方は大勢いたと思います。世界レベルの選手がそろっているのに、選手自身、ファンにとっても寂しいですよね。
挫折が進化へとつながるか
監督としては、日頃の姿勢や態度が素晴らしい人、規律を遵守する人をチームに加えたいに決まってます。勝負事においてメンタルというのは非常に大事です。「なんであの選手じゃないの?」とか思ってしまいますが、私の知らない事情があると思いますし、何も知らない人間がとやかく言えることでもありません。森保監督はモチベーターとして素晴らしく、チームビルディングに長けているとも思います。
もし、今回のアジアカップでも、結果が出てしまったらどうでしょう。サッカーの内容自体の問題には気付かないまま進んでしまいそうです。もちろん優勝してほしいです。ですからイラク戦の挫折を、今後の進化のためにつなげてほしいです。
本当はこう楽しみたい
お笑いコンビ、令和ロマンの高比良くるまさんが提唱する「ベタ・メタ・シュール」の理論。「急に何言ってんの」って話です。簡単に説明すると、コンテンツを純粋に楽しむ層が”ベタ”、批判的な目で見る層が”メタ”、批判の批判、それらを分かったうえで楽しむ層が”シュール”。この3つのうち'2つ'抑えられてるコンテンツは強い!っていう理論です。
今回のサッカーに当てはめると、日本代表を純粋に応援する「ベタ」、現在の代表を批判的・悲観的にみる「メタ」、それも全てわかったうえで娯楽としてアジアカップを俯瞰的に楽しむ「シュール」。私は”ベタ”の立場にはなれないけど、できれば”シュール”の立場で楽しみたい。全てを分かっているような大人な楽しみ方をしたい。でも今の代表をみていると”メタ”になってしまう。
日本代表には期待を込めて、私が勝手に意見させていただきました。決して批判したいわけではありません。ドイツやスペインと同じように、格上が格下に負けるというのはあり得ること。でも選手のレベルを考えると、もっとやれると思います。
がんばれ、ニッポン。
編集後記
テスト期間なのにnoteを書いてしまいました。反省しかない。
最近は音楽の話が続いていたけど、今日は急にサッカー。意味が分かりませんね。
令和ロマンの理論は、また取り上げたいです。
今日もありがとうございました。