日焼け止めの選び方〜紫外線散乱剤と吸収剤について〜
毎日日焼け止めを全身に。肌老化の8割が紫外線によるものだと言われています。
今はお肌の調子が良くても10年後後悔したくはないです。
毎日塗っている日焼け止め、どのように選んだら良いか。
どのような成分が日焼け止めとしての効果があるのか、掘り下げてみます。
紫外線散乱剤と吸収剤の違い
一般的な日焼け止めに入っているものとして、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤があります。
紫外線散乱剤は粉体であり、紫外線を粉体によって反射する働きがあります。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収する成分です。
それぞれの特性として
紫外線散乱剤
・敏感肌の人でも使いやすい
・白浮きしやすい(最近では微粒子化しているものもあり、使い心地が良くなっています)
・乾燥しやすい
・紫外線散乱剤は粉体であるため、日焼け止めを作る際にシリコーンを多く使用します。このため、化粧品との相性が悪くなる場合があります
・ノンケミカル日焼け止めを指します
・日焼け止めクリームなどに入っていることが多いです
成分としては酸化チタンや酸化亜鉛が多いです
紫外線吸収剤
・接触皮膚炎、光接触皮膚炎を起こしやすい
・白浮きしにくいため塗り心地が良い
・経皮吸収される
・日焼け止めジェルなど塗り心地が良いものに入っています
成分としてはメトキシケイヒ酸エチルヘキシルはよく使われていますね
UVA、UVBそれぞれ吸収するものや混合で吸収するものもあります
このため、複数種類の紫外線吸収剤配合のものが多いですね
紫外線散乱剤系の日焼け止め
塗り始めは白浮しますが、時間と共に落ち着くことが多いです
お肌が荒れている時でも使えます
乾燥気味の時に塗ると、乾燥しやすいです
紫外線吸収剤系の日焼け止め
主に体にしっかり塗ります
塗り心地が本当に良くてスキンケアの一環として使用できます
お肌が荒れていない時に塗っています
混合の日焼け止め
トーンアップもしたいけど、しっかり日焼け止め効果も実感したい
外に出る時間が長い時は、しっかり汗に流れないものを使いたい
多少お肌が荒れても紫外線からお肌を守りたいときに使っています
※私は、紫外線吸収剤でアレルギーが出ないため使用しています
最後に
お肌の状態、塗り心地の良さ、外出用・家用など用途に合わせて数種類の日焼け止めを持っています。
まずは、しっかりたっぷりの日焼け止めの量を2時間おきに塗ることが大切です。
10年後の自分への自己投資だと思って、これからも日焼け止めを塗り続けていきます。