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【3分で学べる偉人の名言】 協調性の大切さを『宇宙兄弟』の六太(ムッタ)の台詞から学ぶ
グーみたいな奴がいて
チョキみたいな奴もいて
パーみたいな奴もいる
誰が一番強いか答えを知ってる奴はいるか?
本日は漫画『宇宙兄弟』の主人公である南波六太(ムッタ)のセリフから。
宇宙兄弟という漫画をご存知の方は多いかもしれないが、私も最近『宇宙兄弟』を読む機会があり、遅ればせながらではあるが読んでみた。
「兄弟で宇宙飛行士を目指す」というのが初期の頃のストーリーなのだが、一足先に宇宙飛行士になる夢を叶えた弟と違って、兄(ムッタ)は普通のサラリーマンとして日々過ごしていたのだった。
そこからあることをきっかけに昔の夢を思い出し、宇宙飛行士になるために猛勉強・猛特訓を始めることになる。
宇宙での生活はクルーとの共同作業や生活をしていく上で、協調性がかなり重要になっくる。
宇宙空間という危険と常に隣り合わせの現場では、小さないざこざや蟠り(わだかまり)が大きな問題に発展することになり得るからだ。
宇宙飛行士になる試験の中でも、その素質を問われる課題が沢山あり、その中から数少ない宇宙飛行士の座を勝ち取らなければならないのだが、そこでの試験でムッタのずば抜けた協調性が発揮され、宇宙飛行士としての素質が開花していく様子がありありと描き出されている。
無事に宇宙飛行士になれたかどうかは、是非ご自身で確認していただきたいのだが、ムッタの発言だけでなく、登場人物それぞれの発言が一言一言胸に響いてくる、大人に読んでもらいたい漫画である。
最近涙もろくなってきた私は、読みながら何度も泣いてしまった(T ^ T)
是非「何かに挑戦してみたい方」や「昔描いていた夢が忘れられない方」は一度手にとってみてもらいたい。
さて、本日の名言からはやはりムッタの協調性の高さを感じさせられる。
宇宙飛行士でなくても、「多様性」や「ダイバーシティ」といった言葉を耳にする機会が増えてきた。
人材不足の日本では、いろんな立場や境遇、国籍や宗教・年齢や性別を超えた人材が一つの企業で働くということが必要になると言われている。
「一億総活躍社会の実現」や「外国人労働者の雇用」など、国をあげて取り組んでいる最中である。
ところが、日本人だけの集まりなのに部署の違いや営業所の違い、世代間のギャップなどによって上手くまとまることが出来ていない企業の方が多いのが現状だろう。
また、人間は相手の収入や立場(権威)、学歴などによって、相手を「優れた人」であると判断してしまい、必要以上に謙ったりしてしまいがちだが、これも多様性を阻害している大きな要因になっていると感じる。
本日ご紹介しているムッタの言葉の通り、人として「誰が一番優れているか」なんてものは決められないものである。
なので人間である以上、それぞれが長所を生かして助け合うことで自分や他人の短所を補完し、生きていかないといけない。
そのようなことを考えると、ムッタのような「協調性の高さ」といった能力がこれからの時代を生き抜いていく上で大きなヒントになるような気がしている。
相手の顔色を伺うばかりで自分の意見を言わないような「金魚のフン」のような人間は協調性があるとは言わない。
しっかりと自分の意見を言った上で相手の意見も尊重し、そこから最適解を見つけ出すことができる能力。
これはAIには決してできない、人間だけの能力だと思う。
それが出来るようになるために、自分の器を日々大きくしていきたいと思う。