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ミュージカル「2 Pianos 4 Hands」(2004年3月)
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2024年に映画化されたカナダのミュージカル「2ピアノ4ハンズ」。
20年前にオリジナルキャストの来日公演でミュージカルを見ていた、なんと運のいいわたし。
友人からの誘いでたまたま出かけたのです。
おもしろかった。二人の少年に扮した俳優ふたりが、時に教師に、時に父親に、時に酒場の酔っ払いに、次々と変貌して、演技を披露するのだ。そして、何より、そのピアノの素晴らしいこと。
ステージに、向かい合わせに置かれた、グランドピアノ。
舞台の端と端で、彼らはお互いの手元はまるで見えないまま連弾するのだ。息が合ってる、なんてモノじゃない。まるで、一台のピアノで弾いてるのを聴いてるかのように、ぴったり合っている。
個々のピアノには個性があり、ソロ場面では、その個性を遺憾なく発揮する。クラシックの名曲から、ビートルズ、ビリー・ジョエル、そしておそらく日本だけであろうが「スキヤキソング」まで聴くことができたのには感動してしまった。
残念なことに、わたしには、ピアノの素養がない。
そのため、途中の専門的な会話が、よくわからない部分があって、そこがわかったら、もっと楽しめたかも?とは思った。
でも、それでも十分楽しめたし、夢のある舞台だったと思う。たったふたりで、これだけのエンターテインメントを作り上げることができるなんて。いいものを、見せてもらったなぁ、と思った。
日本では2004年に待望の来日公演を果たし東京で3週間上演、その後、2012年にも来日公演を行い4週間にわたる日本国内ツアーを実施した、日本でも大人気の作品、松竹ブロードウェイシネマ最新作『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』の予告編とポスタービジュアルが完成した。
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2012年当時のプレスリリース
■「2ピアノ4ハンズ」来日公演
オリジナル・キャスト最後の公演となる「2ピアノ4ハンズ」来日公演が5月より上演されます。
「2ピアノ4ハンズ」(2 Pianos 4 Hands)は、クラシックのピアニストを目指す少年テッドとリチャードが、
周りの人々に影響されながらも学び、成長していく様子を描いたコメディ。
テッド・ダイクストラ(Ted Dykstra)、リチャード・グリンブラット(Richard Greenblatt)作・出演の2人芝居で、
舞台にはグランドピアノが2台置かれ、クラシックからジャズ、ポップスまで様々な楽曲が奏でられます。
「2ピアノ4ハンズ」は、1996年4月にカナダのトロントで初演。
1997年にはオフ・ブロードウェイでも上演され、6ヶ月のロングランを記録。
以降も世界各地150を超える街で上演され、計200万人以上の観客を動員している人気作で、
2004年3月にも来日公演が行われています。
この「2ピアノ4ハンズ」の来日公演が、5月より行われます。
オリジナル・キャストの2人が出演する公演は、今回のツアーが最後とのこと。
「2ピアノ4ハンズ」は、5月12日から20日に日生劇場、5月23日に仙台・電力ホール、5月26日に名古屋・名鉄ホール、6月1日から3日に大阪松竹座で上演。
チケットは、東京公演がS席8,000円、A席5,000円、B席4,000円、C席3,000円で3月27日発売。仙台公演が6,300円で3月3日発売。名古屋公演が8,500円で3月10日発売。大阪公演が一等席8,000円、二等席4,000円で4月8日発売。
●「2ピアノ4ハンズ」
日程:2012/5/12〜5/20 日生劇場(東京)
2012/5/23 電力ホール(宮城)
2012/5/26 名鉄ホール(愛知)
2012/6/01〜6/03 大阪松竹座(大阪)
演出・脚本・出演:テッド・ダイクストラ/リチャード・グリンブラット
チケット:[東京][宮城][愛知][大阪]