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タイムリープ映画の中で屈指の名作だと思う『バタフライ・エフェクト』

かなり好きな映画なので、レビューを残してみます(2009年視聴、2010年のレビューを改変)。

バタフライ効果(butterfly effect)・・・力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象

愛する人が自分のせいで不幸になってしまったら・・・自分はその人のために何ができるだろうか。

主人公は、タイムリープ能力を使って、彼女を救うことを試みます。

しかし、そもそも「なかったことにしよう」ということに無理があるともいえます。一つの悪を消しても、また別の悪が現れる。何度も何度も試みても、必ず誰かが不幸になるのです。

そしてついに、主人公の下した決断とは・・・

ラストが本当に切なくて・・・・

いくつか矛盾点はあるものの、よくできた映画です。


ところで、この映画、何度も人生を生きなおす主人公と同じく
結末にも4通りのバージョンが存在するそうです。

劇場版を含めた3バージョンは、ラストシーンのみが異なります。

ネタバレ注意!





①劇場オリジナル版・・・まちですれ違った2人。彼は彼女に気づくが、彼女は彼に気づかないまま別れる

②Happy Ending
彼が彼女に話しかけ、彼女もいい感触。今後いい感じになりそう。

③Another Ending
劇場公開版①とは異なり、彼が最後彼女を追うところで終了。
これよりは、劇場公開版①のほうがいいなぁ。

④衝撃的な結末(ディレクターズカット)
彼は母親の胎内に戻り、へその緒で自分の首を絞めて死ぬ。その後母の再婚と出産、彼女の幸せな結婚などが流れて終了。
④は途中も①~③までとは異なるエピソードが追加されています。


バタフライ・エフェクト
The Butterfly Effect
監督・脚本 エリック・ブレス
      J・マッキー・グラバー
製作 クリス・ベンダー
    A・J・ディックス 他
製作総指揮 トビー・エメリッヒ
      リチャード・ブレナー
      アシュトン・カッチャー 他
出演者
アシュトン・カッチャー(エヴァン)
エイミー・スマート(ケイリー)
ウィリアム・リー・スコット(トミー)
エルデン・ヘンソン(レニー)
メローラ・ウォルターズ(アンドレア)
エリック・ストルツ(ジョージ)
音楽 マイケル・サビー
撮影 マシュー・F・レオネッティ
編集 ピーター・アマンドソン
配給 ニュー・ライン・シネマ
     アートポート
公開 2004年1月23日(米)
    2005年5月14日(日)
上映時間 114分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $13,000,000[1]
興行収入 $57,940,000[1]
$96,060,858[1] (全世界)
次作 バタフライ・エフェクト2


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