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買うのと、売るのどちらが難しいのか?
私は株式取引は現物のみで進めている。なぜ信用をやらないのか、日本株だけなのか、などについてはまた後日。
取引を始めた当初、右も左も分からずとりあえずチャートの見方だけインターネットで勉強した程度だった。一応、市場区分はわかっていたが最初は小型株と大型株の違いも分からず始めたのが今では驚きでもある。
とりあえず、基本的に今後上がりそうなものを安く買って高く売る。
最初の内はこれだけに注力していた。だからこそ、ニュースや時勢を常にチェックして、決算をはじめとした数字などの客観的な情報を重視していた。しかし、それだけでは結局上手くいかなかった。
12月は相場が強く、株式投資にはよい月と言われていた。まだまだ1年もたたないぐらいでわからないことが多い中で迎えた2018年の冬。。。もちろん米中摩擦や何が飛び出してくるのか分からない大統領の存在による不安定感は1年通して存在していたが10月までは上向いていた相場が12月には大きく下に向かい、辛うじて日経平均20000円台をキープという状況であった。
かくいう私も、初めての大きな下落相場に青ざめてあわあわしていた。ただ、その時は慌てただけで特に何もできず、というよりも何もしなかった。損切りをして安くなっているところを買い戻すという手も今でこそ分かっているがその時はそれも分からず、企業固有の事情が理由ではなく下げるのであればそのうち戻すだろうと思っていたところもある。
結局のところ、その時はそのスタンスのまま乗り切った。この時の相場の下落の中でアルゴリズム売買の影響の大きさを感じた。コンピューターのシステムによる売買のタイミングや売買の判断と人間のそれの違いがあるのではと思う。また、株価をただの数字として見てチャートをある意味の関数のグラフのように考える、そんな機械的な判断もあれば、現在の状況から今後を見込んで期待や憶測をいれていく人間的(主観的)な判断も必要かもしれない。
いつになっても、どんぴしゃりというタイミングで買ったり、売ったりすることはできていない。期待に胸を膨らませ夢を見て他の人々の思惑だけを追っていても、ただ数字だけを追っていても結局のところ、タイミングなんて良く分からない。けれど、自分の持った期待に沿ったタイミングをどうやって作っていくかが大事だと思う。
買うのと、売るのどちらが難しいのか?実は、永遠の命題かもしれない。