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承認欲求は、本当に承認欲求?

みんな大好き承認欲求!

承認欲求という言葉をよく聞くようになって経ちますが、そもそも欲求はどんなものがあるのか?
こちらもよく知られるようになったマズローの欲求5段階説です。

人間の欲求には「生理的欲求」「安全の欲求」「所属と愛の欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5段階あり、低次の欲求(下の段)が満たされるたびに1段階上の欲求に切り替わるというもの。

マズローの欲求5段階説ピラミッド

下の段階が満たされることで、もう一つ上位の欲求に上がっていく理論なので、承認欲求だけが膨れ上がることはあるのでしょうか?

承認欲求の裏と表

承認欲求には「他者承認」と「自己承認」の2種類の性質があるといわれています。
この2つ自体が表裏一体で、他者承認されることによって自己承認を得られるような満たされ方をしていると思いませんか?
他者の承認などなく、自分のことを承認=認められたら、どんなに心が軽くなるでしょうか。

本当に、承認欲求なのか?

では、「認められたい」と思う気持ち自体は、本当にこのピラミッドに描かれる承認欲求でしょうか?
そもそも、下の欲求が満たされないとその上位の欲求にはたどり着かないという前提があります。承認欲求の1段階下は「所属と愛の欲求」です。
「所属欲求」容易にイメージできますが、私たちは昔からあった「所属」から解放されつつあります。それは、家族や会社、学校……どこかに属すことが当たり前で、その所属の中でよい人間とされれば仲間から認められるというシステムからの解放。

承認欲求ではなく、所属欲求と考えられないか

縛られている時は不自由に感じ、嫌いな人とは一緒にいたくないと思うけれど、どこにも属さず暮らすことを望んでいるのでしょうか。
家族ですら一緒に過ごす時間が減り、子どもが思春期を迎えれば個人個人の活動が優先される。
会社も一生そこで落ち着くとは限らないので、所属感は減っている。
承認欲求ではなく、所属欲求の不足が承認欲求の暴走を生みだしてしまったのではないでしょうか。

所属欲求を満たしてみる

承認欲求を追いかけ続けていても、その下にある所属欲求が満たされていなければピラミッドになりません。
承認欲求に翻弄されていると感じている人がいたら、どこかに所属することをお勧めしています。
所属が増えることは、1つの所属でうまくいかなかったとしても、「ほかで認められているから・楽しく過ごせているから」と、そこがうまくいかないときでも気持ちを安定させてくれます。
簡単に言えば、学生が学校でうまくいかないと、それだけで「世界の終わり」ととらえてしまうけれど、学校以外に所属しているスポーツクラブや習い事、他校の友達グループなど、それ以外の場がたくさんあればそれだけで気持ちが落ち着きます。

かくいう私も…

私も同じで、ここで文章を書いてみようと思ったのは、リアルな生活とは違った繋がりや活動の場が欲しかったから。
♡いっぱいついて、認められたいという気持ちは、絶対あるんですよね。。。笑

まずは、記事を書き溜めていこうと思います。よろしくお願いします。


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