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ゲーム会社の役員年収ランキング

ファミ通ドットコムにこんな動画がアップされました。

バンダイナムコエンターテインメントの『鉄拳』原田勝弘のバラエティ番組ですが、動画の中で同社長の年収に触れています。が、ファミ通が気を使ったのか動画内ではピー音が入っておりその金額まではわからないようになっています。

が、これも番組内で語っている通りで「ちょっと調べれば出てくる」と言っているそのままの意味で実は公開されている情報なのです。要するにネットでパッと検索すればバンダイナムコエンターテインメントの社長の役員報酬は開示されているということです。

これは2010年から金融庁が「上場企業で年収1億円を超える役員報酬を開示せよ」という大号令が敷かれたためです。

バンダイナムコエンターテインメントも上場企業ですのでちょっと検索すると簡単に出てきます。

バンダイナムコエンターテインメントの社長の役員報酬は年収およそ2億4千万円くらいです。

「スゲエエエーーーーーー!!」

って思われると思いますが、一般企業と比較するとどうなんでしょう?

一般企業というのはゲーム業界とか関係無く日本国内に存在する上場企業のことです。これも調べればパッと出てきます。

ざっとかいつまんで並べてみると以下のような感じです。

日本国内上場企業役員年収一覧
セブン&アイHLD=24億円
住友不動産=22億円
ソフトバンクG=21億円
トヨタ自動車=12億円
ソニー=10億円
ネクソン=7億円
LINE=6億円
伊藤忠商事=6億円
コーセー=6億円
SANKYO=5億円
セガサミーHLD=5億円
三菱商事=5億円
資生堂=5億円
富士フィルムHLD=4億円
ブリヂストン=4億円
日産自動車=4億円
ヤマダ電機=4億円

クラクラするような数字(年収)が並んでますね。どの企業も認知度も年収も抜群の上場企業ばかりがランクインしています。

そしてこれらの金額が社長(会長)個人の口座に毎年振り込まれているというわけですから本当にもう驚くばかりです。(厳密にはおよそ半分は税金で持って行かれてしまいますが、それにしても凄い金額です)

さて。こうした企業の役員報酬ランキングをまとめたサイトというのは数多く存在し中には上記の記事のように「バンダイナムコエンターテインメントの平均年収は?」みたいな形でまとめられているものも少なくありません。

この時に注意が必要なのが平均年収がHLD(ホールディングス)で算出されているということ。

例えばバンダイナムコホールディングスというのはバンダイナムコエンターテインメントの親会社にあたります。なので一般社員はほぼ存在していなくてみんな役員ばかりです。それを混ぜて算出して「平均年収高いな」と判断してしまうのはやはり早計と言えます。

なので私は「HLDを含めた状態での平均年収公開!」というサイトを見る度に「また勘違いさせてしまう歪んだ情報が出てるなぁ」なんて思ってしまいます。

話を戻しますが、一般企業に比べるとゲーム業界の上場企業の役員報酬はほとんどランクインしていないことがわかります。

セガサミーHLD(里見会長)の5億円くらいですね。(一応ネクソン=7億円も入ってますがゲーム企業と断定するのはちょっと違う気もします)

では、他のゲーム企業の役員報酬はどれくらいなのでしょう?

せっかくなので家庭用ゲームを中心とした大手メーカーに加えてスマホゲームの会社も調べて一覧にしてみようと思います。

またゲーム企業における役員報酬の考え方と「サラリーマンが社長になる」ということがどういうことなのかを踏まえた上で解説していきたいと思います。

さすがに内容が内容なのでここからは後半部分に突入させてください。

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ゲーム会社の役員年収ランキング

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