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好きだったものを追えばいい

『となりのMr.パーフェクト』

NETFLIXで毎週配信中のドラマ『となりのMr.パーフェクト』にドハマリしている私でございます。

先日、配信がスタートしたばかりなのですが、いきなりドラマランキングで1位を取っているのを見て「評判がよさそうだな、観てみるか」と思って観始めたのですが、もう毎週の生きる楽しみにすらなっています。

幼少期から家が隣同士で両親含めて仲良く育ってしまった幼馴染の男女が、大人になってお互いの恋心に気づくという、これまたベタベタでトロトロな恋愛モノではあるのですが、まあー、面白いですね!

日本でいうと、どうしても幼馴染の恋愛モノというと『タッチ』などが挙げられると思いますが、別に野球とかはなんにも関係ありません。

二人とも立派な社会人です。(ヒロインはアメリカ帰りのニートですが)

幼少期というのは(特に小学校ぐらいまでは)女子の方が身体能力も高くて意外とわんぱくで男の子よりも強かったりします。

それが気が付くと(年月が経って)男の子の方が背が高くなって逞しくなったりもします。

まさにそうやって少しずつ変化していく関係性に気づきながらもお互いの思いを内に秘めた状態で、30代の立派な大人になった二人の恋愛模様が描かれていくドラマです。

個人的な話になってしまいますが、私は父親が建設業界で働いていた都合もあって非常に転校が多い少年時代を過ごしました。(幼稚園2回、小学校2回、中学校2回、とそれぞれ転校をしています)

そのせいもあってか、いわゆる幼馴染というものが存在しません。

また、(きっとそのせいだと思いますが)おかげで学校の卒業式などで感動して泣いたこともありません。

周りのみんなが泣いている時も「この学校を卒業してみんな次のステージに行くだけなのになんで泣いてるんだろう?」とまるで意味も気持ちもわかりませんでした。

もし、このドラマのような関係性を持った幼馴染がそばにいたら、また感覚も変わってきたのかもしれませんね。

たぶん、自分自身が持っていない感覚に憧れの気持ちも折り重なって本作を観ているのかもしれません。(無いものねだり的な感覚)

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韓国ドラマには二つのジャンルがある

この『となりのMr.パーフェクト』は全16話構成で毎週2話ずつNETFLIXで配信されています。(*本記事執筆時点でちょうど半分くらい)

韓国ではわりとこの全16話構成というドラマが多くて、(日本と違って)毎週2話ずつ放送されるんです。

『となりのMr.パーフェクト』は韓国では毎週土曜日と日曜日の21時20分からテレビ放送されていて、その放送が終わったタイミングで(世界最速で)NETFLIXで配信されています。

第一話を観終わってそのまま第二話を視聴した後に、「また毎週末の楽しみが増えたな」と思いました。(現に今そうなっています)

韓国の映画やドラマが大好きな私ですが、理由は大きく二つあるんです。

韓国(映画含む)ドラマには大きく二つのジャンルがあって、ひとつはドロドロの復讐劇、もうひとつはトロトロの恋愛ドラマなんです。(個人的主観が入った分類です)

いわずもがな、『となりのMr.パーフェクト』は後者です。

ドロドロの復讐劇はそりゃもう大好物なので無条件に観てしまいますが。

私がトロトロの恋愛ドラマにハマる姿をあまり想像しにくいかもしれませんが、実はそれも大好きなんですよ。

特に韓国で作られる恋愛ドラマが大好きなんです。

日本の恋愛ドラマと違って風化しにくいテーマを軸に韓国ドラマは作られることが多いので、時代によって流されていくことも少なくて後から観てもいつだって新鮮な気持ちで観ることができるのも好きな理由の一つです。

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怒りっぽくて寛容でも無くダサくて子供

ドラマ『となりのMr.パーフェクト』を観ていてすごく印象に残ったセリフと演出があります。

幼馴染のヒロインに対して自分でも密かに抱いているはずの恋心になかなか気づいていない主人公に対して、かつての恋人(元)がこうモノローグで語るシーンがあります。

彼女といる時
あなたは別人みたい
怒りっぽいし
寛容でもない
ダサくて子供だわ
そして彼女を見てる
自分の表情に気づいてる?
笑ってる
彼女が笑うと
あなたも笑う

ドラマ『となりのMr.パーフェクト』第5話より引用

わかります?こういう演出が大好きなんですよ。

決して当事者ではなく、傍にいる第三者にモノローグでこれを語らせるという演出、最高です。

自身の中にある他とは違う特別な感情に気づいていない、ということを表現するのにこんなにも適した方法は無いと思います。

まるで漫画じゃないですか。

私はこういうセリフと演出にグッとくるんです。

せっかくこの『週刊少年』で、ドラマ『となりのMr.パーフェクト』という作品を紹介させていただいていますので、読んだ人が絶対に観たくなるように引用までして、本作の魅力を語らせていただきました。

ね?観たくなったでしょう?

まだ折り返し地点なので、これからでも十分追いつけますし、韓国ドラマは時間が経ってもいつどのタイミングで観ても旬を逃すようなこともありませんので。

ぜひ、お時間のある時に観てください。

そして、このドラマの面白さを一緒に分かち合いましょう!

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実は今回で第500号なんです

さて、ここからはまた少し異なるテーマでお送りしたいと思います。

えっとですね、実は今回のこの記事がですね、『週刊少年松山洋』の記念すべき第500号なんですよ!

記事タイトルだけを見ているとわからないようになっていますが、実は後半部分の一番下には累計の数字がわかるように記載しているんです。

で、今さっき記事タイトルを決めて書いてる途中で気づいたのですが、本記事が第500号でした。

この『週刊少年松山洋』をnoteで執筆開始したのが2018年3月でしたので、かれこれ6年以上も連載を続けていることになります。

「noteでブログを連載して『週刊少年』と謳っている以上は、週に一本以上は記事を投稿し続けなきゃな」と思ってずっと書き続けてきましたが、ついに第500号となりました。

せっかく記念すべき第500号なので特別なことでもしようかな、とも一瞬考えもしたのですがやっぱり原点でもある『夢』というものについて語らせてください。

実は先ほど紹介したドラマ『となりのMr.パーフェクト』の中でも少しだけ『夢を追いかける』ということについて触れられています。

ヒロイン自身が仕事の夢破れて(なんなら婚約破棄もあって)アメリカから韓国に逃げ帰ってくるところから物語はスタートしています。

そして韓国で新たに自分自身の夢とは何なのか?ということについて考えるようになるのですが、その時にこんな言葉が出てくるのです。

「好きだったものを追えばいい」

私はドラマの中でこのセリフが出てきた瞬間に自分の頭の中に雷が落ちたような(古典的ですが)衝撃を受けて「(今更だけど)完全にその通りだ!」と膝を叩きましたよ。

私自身が普段からモノ作りの原点・源流として心のド真ん中に置いているもの、また今現在でも夢を追いかけようとしている若者たちに向けたメッセージとして(記念すべき)第500号の本懐とさせてください。

それではどうぞ。(あ、若者ではなくても大丈夫です、誰にでも当てはまる内容になっているのでご安心ください)

というか「500回も書いて偉いなぁ」とか「6年以上も続いてるのかよ、やるなぁ、ぴろし」と思われる方がいらっしゃるようであれば、今回だけでも(ご祝儀だと思って)本記事の後半部分を読んでくださいね。(良かったら定期購読していただければと思います。よろしくお願いします)

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好きだったものを追えばいい

「始めはただ欲しかった」と書き始めると、まるで幻影旅団の結成秘話を語り始めるような口調になってしまいますが、実はこのセリフには凄くシンクロするというか共感を覚えることが多すぎるのです。

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