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祈れよ せめて人間らしく

「俺に言わせてみればお前らこそ人間じゃない」
「人の持てる才能を碌(ろく)に持たず」
「訓練により人間に習得可能な技能も修復可能な欠点もあると言うのに努力もせず」
「挙句そんな奴らが他の生物の特性に頼るなど、おれに言わせればお前らの方が人間じゃない」
「祈れよ せめて人間らしくな」

『テラフォーマーズ』12巻 ジョセフ・G・ニュートンのセリフより引用

引用説明にある通りこれは漫画『テラフォーマーズ』に登場するジョセフ・G・ニュートンの有名なセリフです。

作中でもマーズランキング堂々の1位であり「人類の到達点」という異名も決して伊達ではなく最強&最高の存在です。

そもそもこの「ニュートン一族」というのは頭脳明晰だったりオリンピック選手などの身体能力の高い人間だったり美貌を兼ね備えたモノ同士を掛け合わせて何世代にもわたって生み出された『究極の個人』であり一族それゆえに「人類の到達点」と呼ばれているのです。

ジョセフはこれらの所業を全て『努力』であると定義しているのです。

パッと聞くと「狂っている」ような行いも目的(最強最高の人類を生み出す)のための正しい努力という考え方です。

もうおわかりかと思いますが私はこのニュートン一族の考え方も含めてジョセフ・G・ニュートンというキャラクターが大好きなのです。

やれることをやらないというのは愚かを通り越した考えでありただひたすらに愚行であると思っています。

「出来ない・やらない理由を語る」よりも「どうすれば出来るのかを考えてただ実行する」のが絶対的に正しく圧倒的に本来あるべきこと。

それをジョセフ・G・ニュートンは実に力強く言葉にしてくれているのがやっぱりなんか嬉しいのです。

「やれることをやらないなんてそんな奴は人間じゃない」

そう言ってくれていることが実に心地よく感じるのです。

もう休載してずいぶんと長いですが早く続きが読みたいもんですねぇ、一日も早い連載再開を心待ちにしております。(*執筆当時の話です。2024年より連載再開されました、待ってました!)

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さて今回なんでまたこんな話をしているのかというとですね、ふとたまたまツイッターで流れてきた記事を目にしてしまったわけですよ。

まぁそれがこちらの記事なのですが。

一応、説明しておくと「えなこ」さんというのはコスプレイヤーさんで最近よく雑誌のグラビアも飾っているいわゆる売れっ子モデルさんなワケですよね。

私が普段よく読んでいる週刊漫画雑誌でも頻繁にグラビアで拝見してますし、なんか知らないうちに相互フォローしてました。(もちろんお会いしたことは無いですし私は一方的にグラビアを雑誌で拝見しているだけです)

その「えなこ」さんが何故ご自身の今年の年収を公開されたのかは全く知らないですしまぁそこはご自身でおっしゃったことなので別に良いでしょう。

ただやっぱり引っかかったのはそれに対するSNSでの反応ってことです。

もうなんか想像もつくと思いますがここからはなかなかの直球表現になると思いますので早々に後半部分に突入させていただきますね。

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祈れよ せめて人間らしく

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